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    Sophy's philosophy

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    ソフィーズフィロソフィ

    an exotic morning

    朝は病院で左肩にオンデドゥルテ、衝撃波治療の最終サイクル。最初に比べてだいぶ良くなって腕の可動域も広がった。水泳のクロールしても、車の運転中も、着替える時も嫌な痛みはなくなった。10月末に急な激痛を感じてから4か月かけてここまで回復。イタリアの医療制度はほんとにほんとに遅いからーもう、って毎回毎回思うけれど、回復してきたのでひとまずは安心。

    朝イチ9時の診療開始前に、待合で座っていたら館内放送でおじさんが話し始めた。何かな?マイクのスイッチを間違えて押しちゃった?と耳を澄ませると、ミサのときに話すような祈りのことばだった。この病院は、地域のご老人が主に集まってくるケアサービス的な機関で、カトリックの財団が運営している。だから朝の1番にはお祈りを流すんだろうな。

    20代の頃に東京からバリ行きに乗ったガルーダインドネシア航空では、イスラムのお祈りが流れてとても異国情緒あふれる経験をしたと思っていたのだけれど、病院でのお祈りも似たような経験だった。周りの人を見渡してみると、白衣を着た看護師さんたちは気にする様子もなく歩いている。近くに座っていたご老人の夫妻が、お祈りの最後に胸に十字架をきっていた。

    家に戻ると、母から親戚のおじさんが亡くなったとの報せ。88歳だそうだ。昨年くらいに実家に帰っていたとき、たしか「スイカが取れたよー、あらともちゃん、帰ってきとるか」と話をしたような記憶がある。いつも畑で採れたての野菜や果物をわけてくれる優しいおじさんだった。安らかに。

    書き手

    sophy

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    イタリア・ベルガモ/46歳

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