和歌山県の知事が昨日倒れ意識不明の重体に。心配していたが、今日、出勤直後に亡くなったという速報。そうか。

知事が死去した場合、それが選管に通知されてから50日以内に新たな知事を選ぶ知事選が行われる。

もっとも遅い日程は6月1日投票か？もう一週早いと5月25日。だが25日投票だと告示は5月8日。連休明け直後でこれは厳しい。となるとやはり投票は6月1日？その場合、告示日は5月15日。通常だと、告示の約一月前に選管主催の立候補予定者説明会というものがある。そこで候補者向けに説明冊子や申請に必要な用紙等が配布されて、関係機関がその説明を行う。そのため説明会の2週間くらい前までに冊子や用紙の提出を選管から求められる。そういうスケジュール感。

だが、5月15日の一カ月前、というのは今日だ。知事の急死など誰も予想していないので、当然、現地は何も準備していない。我々も同様だ。秋田の知事選が終わった後、全てのマンパワー、開発リソースは参院選に全振りしてある。

ちなみに参議院議員は任期6年で3年ごとに半数が任期を迎え改選される。衆議院と違って解散がないため、この夏、選挙があることは確実だ。任期満了は7月28日。投票日は7月20日の可能性が高いとされている。その場合、公示日は7月3日。その1カ月前に説明会があり、その2週間前に資料の提出を選管に求められるとしたら、5月中旬。大型連休の休みが5月7日まであることを考えると、かなりの準備を4月中に整えておく必要がある。そういうスケジュール感で必死に仕事を進めている局面での、急な知事選というわけだ。

実は秋田の知事選の際に、これまで想定していなかったことが発覚し、基本フォーマットに大きな変更を加えた。当然、システムも対応が必要だが、秋田以降、知事選の予定はなかったため、まずは参院選のシステム優先で作業を進めている。しかし、そこに急な知事選。新しいフォーマットにシステムを今から対応させられるのか？それが難しかったら、和歌山は旧フォーマットを使うのか？この辺りの状況とその意味、重要性を理解しているのは私しかいない。

とにかく時間はない。ニュース速報を見た瞬間からフルスロットルで矢継ぎ早に指示と質問を投げまくる。修羅場仕様の人間なのでこういう時の対応は早いし、抜かりはない方だ。しかし、まあ疲れる。今日は本当は何をする日だったかな？世の中、一寸先は何が起きるか分からない。日々見えない何かに自分の力を試されているのではないか？と錯覚しそうになる感覚がある。我に七難八苦を与え給え、などと願ったことはないのだけど。（笑）

一応、打つべき手は全部打って、本日は終了。