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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

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    我が家の脱走常習犯、ルナ。柴犬メス2歳。生まれはミラノ市郊外。

    今日は、家から脱走したのではなく、散歩中にリーシュが外れて逃亡… おやつをダシにして名前を呼んだところで、戻って来やしない。走り抜ける。

    なぜか散歩中に、首輪からリーシュが外れることがある。これで二回目だ。ルナはリーシュにつながれるのが嫌で、常に首をワシワシ振りながら散歩する。散歩というより、わたしのステップを完全無視して、好きなところへ引っ張っていく。

    どうしても野生に戻りたいのか、トレーニングを続けても全く動じることなく、我が道を突き進む。それが彼女の性分らしい。

    ルナは今年の1月に家の敷地の柵からどういう形か、脱走した。3日かけて近所中を探し回ったが、見つからず、諦めていたとき。6日後に、後ろ足を骨折して、自力で家まで戻ってきた子だ。脱走した翌日からは、大雨が続いていた。

    どこで避難生活を送っていたかは知る由もないが、そのときのトラウマからか、彼女は雨を極端に嫌う。雨の日は、ずっと小屋に引きこもって寝ている。

    骨折の逃走劇から、わたしはルナにGPSをつけた。バッテリーがほとんど持たなくて、いまは3日おきに充電が必要だ。でも、GPSの存在が安心材になっている。

    逃亡したら、まずはGPSで居場所を確認する。散歩中は携帯を持ち歩かないので、今日は腹を決めて家まで来た道を戻ることにした。

    どうか、森を抜けて家まで自力で戻っていますように…

    と祈りながら歩いていたら、後ろからルナが嬉々として走ってきた。Playing tag. おいかけっこ。わたしは手を広げて「ルナ戻ってきたの〜」と言ったら、素直にわたしのところに駆け寄ってきた。

    ただ、ひと時、自由になりたかったんだろう。

    そんなとき、わたしもある。道路を自由に駆け回るのは、危険すぎるのでほんとに辞めて欲しいんだけど、ルナがそうしたいなら、わたしは祈るだけだ。

    「待ってるから、戻って来てね」

    毛の生え代わりの季節。毎日グルーミングしてあげてるのに、逃走するとは!肝の座ったおなごじゃ。

    このタイミングに、1月に骨折してオペをしたときのルナを記録として残しておこう。

    術後は痛すぎて1週間ほとんど動かなかった。うんちとおしっこも出せなくて心配になり、また緊急病院に連れて行ったのだった。赤ちゃんにつかう、はちみつ成分の浣腸を処方されて何度かヘルプしてあげたという思い出がよみがえる。

    このエリザベスカラーをまとったルナを描いたソフィ。現実からの対比で、絵の中では凛としているルナに励まされたものだ。

    書き手

    sophy

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    イタリア・ベルガモ/46歳

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