30年商店:ロゴ

お便りフォーム

    お名前(ニックネーム)*

    Eメール*

    宛先*

    メッセージ*

    島縞

    島縞
    シマシマ

    突然の雨と虹

    海秋紗さんの双子くん、ご卒業おめでとうございます。
    義務教育終了まで15年、を5人分はとこさんやサイコさんと同じく想像つかない。
    そして、わが家はあと5年かあと思いながら、学校行事とは無縁の暮らしに終わりが見えないことにやっぱり不安はありつつ、でもそういう娘だから、そうやっていくだけだと思うだけだったりもする。

     

    昨夜は同じ部屋で寝た。
    ちょっと頭が痛い、と布団から伸ばしてきた手をキュッとにぎり、寝る前のポッポと熱くなるおでこを私の冷たい手でなでてあげる。
    あと何回、こうやって頭をなでてあげられるかな。
    本人が嫌じゃなければ、大きくなってからもなでてあげたいと思ってる。

    朝には頭痛いのもとれたようで、きっと太陽をたくさん浴びて、からだ中のエネルギーが行き場をなくしてたんだろう。

    昨日娘が植えたという野生の花(本当に雑草だったけど、貝殻とか石とかで囲ってあげてて彼女の愛情を感じた)にジョウロで水をあげる。そして、少しだけ畑を見回ってスナップエンドウを20個ばかり採る。毎日採っても次から次にふくれていく豆はなんてたくましいんだろう。両手の豆を娘に見せながら「これで200円分はあるね」と言ったそばからなんか違うな、って自分で自分を残念に思ってしまった。
    晩ごはんの生姜焼きに添えられたスナップエンドウは、シャキシャキとして栄養以上の元気をもらった。

    今日は夕立?突然外が暗くなったと思ったら、雨がばっと降り始めていっときしたらすぐ止んだ。
    娘がお風呂から出たあと、声が聞こえてなんか言ってるなあと思っていたら、虹が二重に出ていたらしい。ほんの僅かな出来事。私は消えそうなひとつの虹の端を見ることができたけれど、タブレットで写真を撮ったからと娘が見せてくれた。
    虹を思いがけず見れたことも(虹はいつだって思いがけないけれど、今日は見れそうって空模様はなんだか分かるから)、おいでおいでここから見てごらん、って私にも見せてあげたいっていうのがすごく伝わってきたのも、いい日だったって思わせてくれるのに充分だ。

    あっという間に雲も流れて、そこかしこをキラキラさせた夕日がきれいだった。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

    ©30YEARS ARCADE
    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.