percussionists
夕方のドラムレッスンは、グループでのパーカッションセッション。ギターの先生がとてもクリアな音で口笛を吹きながらリードする...

Sophy's philosophy
ソフィーズフィロソフィ
2026年3月16日

ソフィは背が小さいので、髪は短いのが似合う。当人は伸ばしたいと言うが、なんせ毎日乾かす労力はわたしから捻出することになるので、断然短くする。そして彼女の髪を切るのはわたし。しばらくメンテしてあげてなかったら、結構伸びている。そろそろ前髪が目に入るんじゃないかと気になり始めると、切るというスケジュール感。昨日はこれまでで1番上手に切れたと思う。オンザマユゲ2センチくらいのフリンジがよく似合う、デコが出ているのは義母譲り。
今朝は、鏡に映る自分の髪がボサボサなのに気づいて、わたしが髪を切りに出かけた。イタリアの美容師さんは、黒髪を切り慣れていないことが多かったりで散々な記憶がほとんど。真横に切り揃えただけ、とか。2回くらい試してコリャあかん、となったので、髪はチャイニーズが経営してるお店に行くことにしている。隣でネイルをしてるお姉さんが居たりもする。
朝9時にアポ無しで行くと、ちょうどイタリア人のおばさんがサッパリした髪型でコートを羽織るところだった。わたしを見て、チャイニーズのお兄さん、というか、たぶん私と同じくらいの年齢の男性が、何も言わずにシャンプー台を指す。座れってことかな。ここは髪型のオーダー以外は、会話がない。となりのお姉さんは、髪のセットだけしに来たみたいだけれど、一言も話さずに携帯をいじっている。
わたしも携帯で何ともなしにどうでもいい情報を見たかったけれど、メガネで来ていた。髪を切る間はメガネを外す必要があるので、手元も見えず、鏡に映る自分の変化してくとこも見えない。視力が劇弱の、コンタクトでいう-7,5度である。もうこれは諦めて虚無になる。変な髪型に切られてしまわないか、ハラハラしつつ腹を括る。髪型のオーダーもままならないが、途中で軌道修正を入れるだけのイタリア語も話せるはずがない。ああ、上海でもっと中国語をマスターしておけばよかったなあ。
ブローとセットがどうやら終わって最終調整をしているみたい。ケープを外されて、ようやく終わった確証を得た。冷静にメガネをかけてみる。くっきりと見える自分の顔にくっついた新しい髪型は、まあまあだ。やはり日本の美容師さんみたいには良い感じにはしてくれない。それはもともと分かっているので、明らかな失敗作でなかっただけでグッドなのだ。ちなみに三面鏡を回して後ろの切り具合を見せてくれて「おー、いいねー」という一連の認証作業も、もちろん無い。「どうですか?」の一言も無い。運命に委ねる感じ。
家に帰ってから、自分で鏡を駆使して後ろの様子を確認する。ちょっと左右のアンバランスが気になり、梳き鋏で適当に軽くした。3日くらいで自分の目も慣れるだろうか。
学校にお迎えに行くと、ソフィはすぐに気づいてくれた。「前のほうがいい〜」と言われたけれども。まあいい。仕事から戻ってきた夫は、人生で初めて、私が髪を切ったことに気づき言及。なぬ!びっくり。「いいね〜」とこちらはアップサイドのビジネス対応。夏に日本に帰ったときに、いつものようにいとこにあれやこれやと注文をつけながら安心度万全のコンディションで髪を切ってもらうのが待ち遠しい。

イタリア・ベルガモ/46歳