お籠り支度はぬかりなく。
とてつもなく寒い1日。 明日はこちらにも雪がやってくるらしい。 惰眠をむさぼる娘のところへ、容赦なく母からの電話が鳴る。...

島縞
シマシマ
2026年3月18日
いつから降っていたのか分からないくらい、静かな雨だった。
なんなら、畑の土が濡れていることにも気づかないくらいの。
でも、あっという間に風が出てきて、家が揺れて窓に雨粒が打ち付けられる音が響きだした。
団地は鉄筋で、どれだけ丈夫に建てられているのかが知れた。台風の時もこんな風に揺れはしないもの。
私が小学校入学直前に建てられた実家は、10年以上前にシロアリの被害にあったから、部分的に壁が薄い。それで何処からともなく風の通り抜ける音がした。シロアリに関係なく所々弱った床がギコギコ言っていたけれど、それも数年前に張り替えてもらっていて足元は丈夫。
ただ、廊下は建てられたときのままだから、歴代の13匹の猫たちの爪痕がいたるところに残っている。私が生まれてから14匹の猫たちとその時々を過ごしてきた。初代だけは生まれ育った借家で暮らしていたから、このおうちに爪痕は残っていない。
雨が強いと、おうちの中でもさらに行動範囲が狭まる。
ほとんど動かず本ばかり読んでいたせいか、あまりお腹が空いてなかったのだけれども、晩ごはんに作ったナポリタンがたまらなくボリューミーで、この時間になってもまだ胃のあたりが重く感じている。
4月中旬並みの暖かさだったはずなのに肌寒い日で、寝る前の娘に対してちょっと冷たい態度になってしまって、別に温度は関係ないのに、そんな天候のせいにしたいくらい情けなくて、こんな時間になるスマホの通知音に腹がたってしまった余裕のない自分に涙がちょちょぎれた。