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    島縞

    島縞
    シマシマ

    繰越日記、ベランダ活用宣言

    眠い、眠すぎる・・・
    先ほど絶対寝ませんと娘に宣言して布団に転んだら、1分ももたず寝てしまって怒られた。
    自分を残して先に寝てくれるな、寂しいじゃないかと。
    とはいえ辛い。眠すぎる。
    布団から這い出して、テーブルでパソコンを開くけれど、ダメだ。

    夜のうち、ここまで打ち込み撃沈した。布団ではなく座布団で寝ていたら、歯を磨こうと娘が起こしてくれた。娘のが終わって、私の最中に娘も撃沈。ようやっと気持ちよく布団で眠ることができた。

    ふたりがこんなに早く寝るのには理由がある。
    潮干狩りで1日外に出て、おひさまを目一杯浴びていたのだ。
    疲れちゃったけど、とても楽しかった。お昼は簡単におにぎりだけ握ったけれど、外で食べるおにぎりにかなうものはないんじゃないかってくらい、美味しかった。

    大潮のこの日、朝到着して掘り出す範囲はほんのちょっとだったのに、掘ってる間にどこまでもどこまでも広がっていく。湾のようなところで掘ったが、昨晩は風が強くその外には波も残っていた。

    掘り始めてすぐ、娘がワンピースの裾をぬらす。あぁ、そうなることは分かっていたのに、どうして今朝の私は着替えさせなかったんだろう。気持ち悪くてもう帰りたいを連発されるが、こちらも負けじと気持ち悪いよね、ここ掘ってみる?なんて気持ちを逸らせる。
    外の白波のように寄せては返すを繰り返しつつ、何とか気持ちも持ち直すことができた。

    しかし、人生初?の潮干狩りはそうそう貝の姿を見ることができなかった。もっとざっくざっく採れるものだと思ってた。たくさんの人が来るから、だいぶ採られてしまっているのだろうし、場所の見極めも探し方も分かってなかった。

    甥っ子と祖母(私の母)も一緒だったけれど、途中から砂遊びとなりおしりも袖もぬらして遊んでた。男の子はわんぱくだな。娘が几帳面すぎるのかな。途中、トイレに行った際にばあちゃんがもう1枚持ってきていたジャンパーを娘の巻きスカートにして、甥っ子の上を借りて着替えさせたら気持ち悪さも取れてとても嬉しそうにしていた。潮はベタベタするし、北風が強かったから寒かったよね。

    そろそろやめて、近くの公園に行って遊ぼうかって言ってたら、カラスが何かを落とすのが見えた。甥っ子が走ってって見てみると、この日一番の大きなハマグリ。なんと。やっぱり動物にはかなわないな。

    そして、おじいちゃんがグラウンドを整備するトンボみたいのをかけているのに遭遇。みんなが掘っている穴を均してくれているのかと思いきや、なんとそれを使って貝のいる場所を探しているようだった。
    コツン、と感触があればゴム手袋をはめた手でそこをあさる。すると出てくるのだ。
    1〜2分見ているだけでふたつも採れていた。そうか、潮干狩りってそうやるもんなのか。

    帰るつもりだったけれど、そのおじいちゃんの近くで持っていた小さな熊手で腰を折りながら試してみたよね。そしたら出た。何時間もして4人で5つくらい(持ち帰るサイズのみ)だったのにふたつも採れた。30分くらい延長してがんばった、私。子どもたちはカラスを追いかけて走り回っていたし、ばあちゃん、私の母は岩に座ってお茶を飲んでた。

    もういいか、と公園には寄らず来る途中に見つけていた野菜の苗無人販売所でミニトマトとピーマンの苗を購入。甥っ子を送って、プランターと土を買いに行く。母からまた明後日来るからその時買いに行こうと言われるが、苗があるのに植えない選択があるか?いやないよな!ってよくわからない自論で疲れた身体を引きずって買って帰った。娘はもちろん疲れて買い物行きたくないっていうから、甥っ子と一緒に留守番させておいた。

    おうちに帰ったら、今日の荷物を片付けつつすぐにお風呂。潮風にあたった身体を流してさっぱりした。貝は砂抜きして翌日吸い物にする予定。

    ご飯を炊いている間に、どうしても我慢できなくて苗を植える。お母さん、娘は腹ペコですよ。はい、分かっています。デモドウシテモキニナッテヤラズニハイラレナイノデス。

    最後、水やりを娘にしてもらいすでに出来上がっていたハンバーグのタネを焼いて大盛りご飯といっしょに食べました。

    ベランダの野菜のおかげで、数日前多足類の出たベランダにまた娘も出ることができた。
    しかし、プランターサイズが小さいかもしれない。小さいと採れる量も減るのでは?気になり調べるとやっぱりそのようだ(最初から調べとけ)。植え終わったものの、明日また大きめのプランターと土を買い足すことにしよう。今あるプランターは花も育てたいからそれに使うんだ。今年は親子で土にたくさん触れたいから。
    自作の野菜がたくさん食べられますように。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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