三十年商店

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    王様の耳は

    王様の耳は
    オオサマノミミハ

    出張双六(4)

     

    昨夜ケガした後に行った食堂が素敵だった。ホテル近くの古い小さな食堂。

    おかずは自分で棚からピックアップするスタイル。辛子蓮根はお母さんからのサービス。

    自分の不注意とは言え、傷ついた身体と心に染みる味だった。お母さんもすごくすごく優しくて面白くて、ここが人気店だというのがよくわかった。

     

    関西にはこれまでにいい思い出が少ないのだけど、今回の旅で気づいたのは、こっちの人は(自分の状況はともかく)他人を慮る気持ちの余裕があるなぁということ。赤の他人に冗談を言えるのもそこから来てるのかなと思う。

    そのちょっとした心の余裕はどこから来るものかはわからないけど、これまでのイメージが大きく変わった。

     

    ちなみに現在、眉間にたんこぶが出来ているため、ずっと気になってた眉間のシワがピン!として見えなくなっている。きっと多分、ボトックス注射をするとこんな感じになるだろう。

     

    今日も忙しかった。5マス進んだ。あと1日を残し目標売上目前だけど、身体はすでに限界。まさにかきぬまさんの言う「心が身体を引っ張ってくれている」状態だ。(すっぽん黒酢を1日量を超えてドーピングしている。)

    帰り道。太陽の塔の背中。

    書き手

    ふかやまゆみこ

    ふかやまゆみこ

    東京都町田市/46歳

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