三十年商店

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    浮記

    浮記
    ウキ

    大盛り注文したら味うすくなる麺類をほおばる気持ち

    夫とケンカチュウ。ついでに言うと子どもはピカチュウを認知した。

    一番カワイイ盛りの生き物もまだまだ宇宙人。この宇宙人と日々対峙してるわけだから大人とは大人のコミュニケーションを望んでいる。大人のコミュニケーションとは、目でみてわかることでも口に出して“伝える”こと。進捗を共有すること。日々の当たり前にありがとうの気持ち。当たり前を疑ってイマジネーションを膨らませたありがとうの気持ち。を、やっぱり“伝える”こと。

    いうて時間がないわたしたち。ぼけっとしていたら毎日が適当にすぎてゆく。いちいちありがとうがあるかなんて気にしていないけど、大事にしなきゃいけない物事を後回しにされたり無碍にあつかわれたら、わたしの尊厳はうしなわれる。そういうとき「じゃあぜんぶやめます」しちゃう。

    大人気ないかもだけど、ボールを日々たくさん投げてるのに投げっぱなしで返ってこないさみしさ、むなしさはどうやったら伝わるのだろう。わたしのボールはぜんぶ家族にとって大切なことなのに。

    ボールが多すぎてなにがなんやらわからないとしたら、せめて一緒に整理する姿勢をみせてほしい。ひとつずつ確認する作業をしないで返ってきたボールが「どうしたらよいわからない」だったとき。怒りやかなしみはどこへやら、無になった。

    わたしはずーっと「どうしたらよいかわからないこと」と向き合ってるんだけどな。わからないからこそ点検して整備して優先順位つけてひとつずつ、周りに頼りながら、完璧じゃないけど、どうにかやってるのにな。

    音を上げても傷つけたという加害者になるのなら、わりきって、他人に迷惑かけて、ひと呼吸おいて、おいしいご飯たべたりして気合いいれるしかない。

    書き手

    migiwa

    migiwa

    埼玉県さいたま市/36歳

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