長男帰省
長男が鹿児島から帰ってきた。この前、我々が行ったばかりだけど、成人式に出るためだ。成人式に合わせて、高校や野球部でも集ま...

風早草子
カザハヤソウシ
2026年6月14日

昨夜、茨城から長女が帰ってきた。海で友達と飛び込みするのが主たる目的だそうな。(笑)そしてついでに車が見たい、ということ。車を買おうと日々ネットを物色中なのだけど、彼女の希望車種の車が中古で値ごろ価格でこちらの自動車屋に展示されているのを妻が見つけて、それを見に行きたい、ということ。妻が仕事で車は使うため、「トーさん、バイクで連れてって」ということ。で、朝から長女を乗せてバイクで佐島の先の車屋まで。少し傷があるので安いということ。希望車種で色もいいので、もうこれでいいんじゃない?ということで決定。子どもが自分の車を買う年になるとは。

その後、ランニング。ノウゼンカズラも咲き始めて気温も上がり、完全に夏だ。浄楽寺朝市の魚屋をのぞくとお姉さんが「メジマグロどうですか?割引しますよ!」とおすすめ。長男、長女が帰り、7人家族状態なので、これは買いだな、ということで一本取り置き。2000円が500円引きで1500円。後で家で計ったら3キロもあった。その後、今夜は妻の友人一家も来るというので、バイクで取りに行った時にアオリイカも追加。こちらも特大サイズだったけど2000円におまけしてくれた。毎度申し訳ない。

魚を捌いて休憩。そしてまたAI遊び。そして何というか気付いてしまった。AI時代になり、日本語の大逆転が始まっている。強さは弱さ、弱さは強さ、みたいなマクベスもどきみたいなフレーズが頭に浮かぶ。
何だろう?最近、AIに世界の最新の研究とか知見とかトレンドとかを調べてもらって読むことが多いのでだけど、AI時代、日本語で聞いたら、海外の、元は他言語だった知見をAIが日本語で詳しく説明してくれる。ここがポイント。私たちは当たり前に日本語を読んでいるので意識しないのだけど、実は漢字かな混じりの日本語の文章というのは、26文字のアルファベットしかない英語などより、情報密度が大幅に高い上に、視認性の高さ、速さが圧倒的に高いのだ。だから、パッと見て、ザクっと読解できてしまう。英語などだと文章が三倍くらい長くなってしまうのだけど、日本語だと非常にコンパクトになるのだ。日本語というのは覚えるのも大変だし、タイプライターやワープロにするのも厄介でさまざまな日本の国際化を阻む障害となってきた。そして私たちは英語が苦手。私たちは、英語もできない世界の落ちこぼれ、取り残されてしまう、という恐怖感に怯えてきた。でも、AIによって言語の壁が消えつつある今、私たちは日本語というチート級に効率が高いOSがインストールされているため、ものすごく効率的に世界の情報を吸収できる状態にあるのだ。日本語というのは、漢字は視覚的に判別しているため、脳の音声部分と視覚部分の双方を使っていて読解にかかる負荷が低くて、読む時に脳を楽に動かしているそうな。表音言語は基本、脳内で全部音声化して言語を読解しているため、左から右へ、きっちり文字列をなぞって、脳内で音声化している。でも私たちは文章の中の漢字を拾い読みして、間のひらがなはかなり、勝手に補って、省力的に理解してしまっているのだ。日本語がこのような魔改造ツールになっているのは、もともとあった大和言葉に中国から漢字を取り入れた時に、漢字を補うかなを発明したのに加えて、訓読みというアクロバティックなスキームを採用したことが大きい。世界の言語の中で、山をやまともサンとも使い方に応じて読み分ける、というような言葉は日本語しかない。とても異常な言語なのだ。しかしこの飛躍が異常な拡張性と柔軟性、情報密度を生んでいる。そして、西洋から新たな概念や技術が入ってきた幕末以降、数々の天才たちがそれを「翻訳」して飲み込んでしまったことも大きい。西周とか大村益次郎とかだ。まあ古くは杉田玄白とか前野良沢とかもいるけど。サイコロジーを心理学、リバティーを自由、コマンダーを司令官とか、私たちは日常使う漢字言葉の多くは、この頃に造語されたものだ。神経なんて、解体新書を翻訳する時に考えだされた純粋に解剖学的な言葉だったのに、今の日本では神経質とか無神経とか、誰もが使う日常語に拡張されている。こういう言語はかなり異質なのだ。ちなみに幕末明治期に日本で開発された新しい漢字言葉は、ほとんど丸ごと中国に逆輸入されているので、主義とか共和とか経済とか芸術とか、中国の新聞などで現在、日常的に使われている単語のかなりの部分は日本由来だったりする。これは彼らにとって実は不都合な真実、というやつだ。
読むのも効率がいいのだけど、書く方も同様で、この前、AIでプログラムを作る時に実感したのだけど、かなり詳細な仕様や定義を書いたつもりなのだけど、日本語で書くと、100行にも達しない。漢字の省略力が高いのだ。たぶん同じことを英語で書くと3倍くらいになると思う。そしてそれでもAIが日本語を理解してくれるので、何も心配ないのだ。私だけでなく、一部の人たちはこの逆転に気付き始めている。なかなか面白い時代になっているのだ。

さて7人家族とお客さん来訪の夕食。マグロは長男がきれいに盛り付けてくれた。そしてメインはもんじゃ焼き。楽しくおいしくいただきました!

神奈川県葉山町/58歳