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    島縞

    島縞
    シマシマ

    晴れ間と湿気

    日記を書くだんになって、ああ今日も写真撮ってないよ〜ってなる。
    庭やランニングコースには季節の花々があって、それにカメラを向けられる海秋紗さんがいいと思っている。
    私のオニユリはいつも車で素通りだ。

    写真なんてないつもりで開いたライブラリに、撮った覚えのない写真があって肝を冷やす。
    飲んでいたホットコーヒーがせっかく温めた胃も、一瞬で冷えた。

    よく見ると、義父の工場からの景色。
    昼前、義父が機械をちょっと見てほしいと言うので寄ったのだった。
    そこで、娘が手持ち無沙汰で空がきれいだなって撮ったそうだ。

    きれいだから切り抜きたい、残しておきたい、って思うんだね。
    どうしてそんな風に思うようになるんだろうな。

    わが家には立派な一眼レフカメラがあって、2〜3歳の娘が両手でブレッブレの写真を撮っていた。
    部屋の中の景色だけれども、探せばデータは残ってるのかな。

    2年越しに七夕ゼリーを食べて満足した娘との帰り道。
    「めっちゃ晴れたね!」
    って言ったそばから「めっちゃ雲がある!天気が悪くなった!」と娘が騒がしい。

    「見てる方向が変わっただけ!あっちは晴れてるでしょう。こっちに雲が残ってるだけ」って伝えると「ああそうか」って答えたのに、言ってるそばから「曇ってる!!!」ってまた叫んでた。

    雨が続いた後の晴れ間。
    セイロの中みたいな外は、熱中症警戒アラートが出ていた。
    子どもたちは昼休みに、梅雨からそのまま、外遊びができない季節到来。

    娘がベッドから落ちそうになって、「助けて〜」って笑いながら叫んでいた。
    ふざけてると思って、一緒に笑って「がんばれ〜」って言ってたら、本気で助けてほしかったらしい。
    グスングスン、って部屋に戻り、またきたと思ったら紙を投げられた。
    三部作。衝動のままの紙の切り方も、ごめんって素直に言えなくて紙に書くところも、そこに彼女なりのユーモアを混ぜ込んでいるところも好き。

    そんな娘とせっかく七夕だし晴れたからって星を見ようとなった。
    娘がiPhoneで星空をきれいに撮る方法を調べてくれて、外に出てみる。

    ブレちゃったけれど、角度的にきっと夏の大三角形(この写真じゃ潰れて見えないなあ)。
    さそり座がガイド役になってくれた。

    ふたりの話し声にミケがやってきて、娘が気を取られている間に流れ星。私だけ、しかと見ることができた。
    夜になっても湿度が高くて、空気が全身にまとわりついて、空の下の方も白く濁らせてにおっている。

     

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/44歳

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