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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    繭の中でこの夏を想う

    台風が来るとのことで朝からカッパやら着替えやらを準備して心して職場に向かったが、朝は雨も降っておらず風も吹いていない。ただ猛烈な湿気。台風の気配だけ感じながら出勤する。

    お盆と台風のダブルパンチということで事務所があるオフィス街は閑散としている。昼頃からなんとなく雨が強く降っている様子を感じるのだが、窓も開かないオフィスビルの中にいると外の様子がよくわからない。外の強い雨とビルの中の静寂にギャップを感じ、お籠もり感みたいなものすら感じる。繭の中ってこんな感じなのかな、とか想像していた。

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    続いていた次男の不調だが、ついに何日ぶりだろうか、発熱がない一日を過ごしたと夫から聞かされる。本当に良かった。もう一度書きたい、本当に良かった!私は明日も出勤日なので、夫が再診に連れて行ってくれることになっているが、おそらくお医者さんも快方に向かっていると言ってくれるのではなかろうか。

    明日は長男も新潟から帰ってくるので、ようやくみんなが元気に揃う週末になりそうだ。

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    お盆が終わると長男の夏休みも残すところ1週間、ここから季節は秋へと舵を切っていく。そう考えると1年って本当に早い。「今年の夏ってどんな夏だった?」って、明日改めて家族一人ひとりに聞いてみたいと思う。

    先に私だけここに振り返りを記すとしたら、まあとんでもなくイレギュラーな夏だったと書いておきたい。長引いた次男の不調、長男は初めて一人新潟滞在、私は有給がまだないのでお盆も出勤、夫はお盆休みを全日次男の看病に充てた。想定していた夏とは違った、でも、こういうガタボコしていた年の方が後々頭に残ってたりするんだから記憶って時に憎たらしい。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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