最後の中学校体育祭
長女が中学に入った9年前から毎年来ている...
かきぬまめがね@東京
カキヌマメガネアットトーキョー
2024年7月13日
今日は月に1回あるかないかの土曜出勤日。
オフィス街のなかにある職場だが、土曜のオフィス街というのはまあこんなにも顔色を変えるのかというくらいひっそりとしている。いつも開いているあの店もこの店も今日は休み。来てはいけないところに迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えるのだけれど、そんな非日常も悪くないなーと思いながら職場に向かう。
.
ランチ時をとうに過ぎた14時頃昼食に出ると、気になっていた担々麺屋さんが閑散としたオフィス街の中でひっそりと営業しているのを見つける。「こちらにお並びください」と書かれた入口の掲示が、平日の混雑っぷりを物語っているけれど、今日の店内は私以外に若い男女ペアの1組だけ。そりゃそうだよね土曜の14時。
運ばれてくるのを待ちながら向こう側に座るこのふたりはカップルなのかなとか思いを巡らせる。
.
お互いの職場が近いから、という理由だけで選んだマンションに二人で同棲していて、ふたりとも今日は仕事休み。起きたらお昼近い時間で、昼食はどうしようかとダラダラしながら話し合う。作るのも面倒だしあの担々麺屋さんにでも行こうよ。と言ってのんびり準備してやってきたらもう14時か。遅めのランチを向かい合って食べ、今日この後何しようか、ちょっと散歩してスーパーで食材の買い物もして、早々に帰ろう暑いから。
って…全て私の妄想です笑!!!!!
あまりの勝手な妄想っぷりに私大丈夫だろうか、と思ってたら担々麺がテーブルに運ばれてきた。
.
麺をすすりながら、まだ私と夫が夫婦にもなっておらず、もちろん親にもなっていなかった、おそらく向こう側に座るカップルくらいの年齢の時のことを思い出していた。
普段そんなことに思い巡らしたりなんかしないのに。
土曜のオフィス街が変に静かで閑散としているから、いつもと違うところに記憶の回路が繋がってしまったのかもしれない。
(104)