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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    歯が抜けた、幸せだった。

    小2長男、今朝初めて歯が抜ける。

    早い子だと保育園の時から抜けていたけれど、そんな同級生を横目にグラグラすらしなかった長男の乳歯。

    あまりにも遅いのでは?と歯科検診の度に歯医者さんで「大丈夫でしょうか」と聞いたりしていた(お医者さんの返答は毎回「個人差大きいですからね。もう少し様子見でいいかと」)

    本人も「歯が抜けない・・・」とちょっぴり悲しそうに話していたのは何ヶ月前だったっけ。

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    しかし!そんな時期を超え!とうとう抜けた!長男の歯が!!!

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    長男があまりにも嬉しそうでこちらも思わず嬉しくなる。

    それが今朝の出来事。

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    仕事から帰りながら、あ、今日はケーキの日だなと思った。

    ちょっとしたことでも、お祝い事があったらケーキを買うようにしている。ケーキは幸せの味だから。

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    次男を保育園に迎えに行き「今日はケーキ屋さんに寄って帰るよ」と言うと、「ぬっちゃんの歯が抜けたから!?」と嬉しそうに聞いてくる。そう、その通り。

    こういう時の素直な次男のリアクションは本当に宝物だなと思う。

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    ケーキを買って帰り、長男の帰宅を待っていたのだが、こんな日に限ってなかなか帰ってこない。

    待ちきれず、思わず迎えに出たところ少し向こうに長男の姿が見えた。次男が大きな声で「ぬっちゃーん!帰ったらケーキ食べようね!歯が抜けたお祝いだからね!」とものすごい大声で叫びながら駆け寄っていったので、近くを歩いていた人がみんな笑っていた。

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    どこか誇らしげな歯抜けの長男と、嬉しそうな次男。歯が抜けたくらいでなんて幸せなんだろうと思いながら写真を撮る私。

    (066)

    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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