赤ちゃんと大人の真ん中
あけましておめでとうございます。 『三十...
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イチマンキュウヒャクゴジュウナナンブンノイチ
2025年2月7日
タバタくんが書いてくれた赤い塔の話。へーそーなんだ!そんなん知ってるのすごっ!! となり、ふと父のことを思い出した。
父は読書家でわりと物知りなタイプで、母やわたしや弟が何か聞くとなんでも色々教えてくれた。今思えば、全てが正しかったかは定かではない。母にはまだしも我が子に「わからない」とか「知らない」とか言いたくない強がりみたいなのもあった気がする。そもそも我々の質問のレベルが低かったのもあると思う。(あ、「なんで東京タワーは赤いの?」は難問だよ)
Googleさんがいない時代を長らく過ごしてきた人は、地図が頭に入っており都心の街を一緒に歩いていて「あの建物なに?」とか聞くと「〇〇だよ」とかすぐ答えられるのが、子供心にすごくカッコ良く思えた。そしてお父さんってのは、みんなそういうものだと思っていた。
今も家族で街を歩いていると、つい夫に「アレなに?」とか聞いてしまう。そうするとたいてい「知らない」と言う。息子が「とーちゃんアレは?」と聞いても知らないときは素直に「知らない」と答えている。そしてすぐに調べてくれたりはする。え、なんで知らないの? と思った時期もあったけど(そもそも自分が知らないことは完全に棚に置いている)、知らないのに知ったかぶりして、自分を大きく見せようとするよりいいのかもと今は思う。
まぁでも、知識が多いに越したことはない。男性に筋肉隆々的な強さを求める人もいるけど、それで言うとわたしは断然知性派がいい。とは言え夫はそのどちらにも属さず、しいて言うなら器用派? あ、つまり大雑把で不器用なわたしに一番足りてないものか。
気づけば連想ゲームみたいなまとまりのない文章になってしまった。ま、そんな日もある。写真は全然関係ない、フランス土産のおもちゃみたいなチョコ。ひとりで食べ過ぎる人がいないように、息子は青、夫は赤、わたしは白しか食べちゃダメとなりました。