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    Sophy's philosophy

    Sophy's philosophy
    ソフィーズフィロソフィ

    the way of grasping time

    時間のとらえ方が、イタリア人は全然違う。

    「待ち合わせの時間にだいたい遅れる」とか、日本以外の国ではよく聞く話だと思う。そして、それはだいたい当たっている。

    イタリア人についていえば、もちろん人それぞれで、わたしの夫のように3分くらいしか遅れない人。もいれば、平気で20分は遅れるやつだっている。遅れても、あやまらない。

    ただ、冷静に平均値をとってみるとイタリア人はだいたい7分くらいは遅れる感じ。(完全なる自分換算の母数)

    わたしは、小学校でも中学校でも『5分前行動』を徹底的に教え込まれたので、いまだに時間を見積もるときは、5分くらい前にはReady!な状態で居る(居たい)のがデフォルト。

    でもイタリアに来てからは、Just!くらいになってきた。つまり、以前の自分と比べれば5分遅れてる。でも、5分前に行動したところで、相手が予定の7分後に現れるので、その時間のロスはデカい。だから、ジャストまたは3分後くらいに調整するようにしている。

    そうしたほうが、イライラとか心配しなくてよい。

    イタリア人がなぜ、いわば日本人からしたら「時間にルーズ」なのか。

    その理由ははっきり言ってわからん。

    電車がだいたい10分は遅れる、とか、むしろ何時にくるかとか不明。くらいの日常レベルなので、学校や仕事に遅れるのも無理はない話。だから、互いに咎め合ったりしないんだろう。「ああ、君もか」「ああ、今日もか」くらいの。

    日本の新幹線が3分おきに「時刻通り到着します」というのは、奇跡でしかない。そんな軌跡を、当たり前だと感じてしまうのは、不感症なんだと思う。わたしは、イタリアにすんで、不感症が治ってきた気がする。半面、鈍感度は確実に精度をあげていっている。

    気にしないこと〜

    書き手

    sophy

    sophy

    イタリア・ベルガモ/45歳

    ©30YEARS ARCADE