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    のちの野良

    のちの野良
    ノチノノラ

    人生初フェス

    金沢で行われるフェスのチケットを貰った。2日後に開催予定。その日はちょうど東京へ帰る日。チケットは能登で関係者向けに配布された無料の被災者枠とのことなので、ありがたく受け取る。

    竹原ピストルさんの初ライブの直後、初フェスも体験できることになった。音楽に興味を持ってみるもんだ。

    能登発の航空券はキャンセルして、金沢経由で東京へ帰ることにする。

    会場近くの友人宅に車を停めさせてもらい、歩いて向かうと既に人がいっぱい。

    ORANGE RANGE , MONGOL800など若かりし頃に聞いていたバンドも来てくれるので、ちょっと安心。

    渡された注意書きに少し不安を覚える。

    MAN WITH A MISSION からスタート。娘の運動会で流れた1曲だけは知っていた。鬼滅の刃のエンディングテーマだった。

    なんとなく、人ごとのように音を浴びていたような気がするけど、ORANGE RANGE は会場と一体で盛り上がっていたし、僕も空気を読んで知っている曲の時には揺れてみたりもした。

    マキシムザホルモン は謎のカッコ良さがあった。高専時代のバンド部の部室から音漏れしていたBLANKEY JET CITYの曲を思い出していた。エレキギターを弾いてみるのも楽しいかも知れない。Rock ’n’ Rollって感じがした。

    ORANGE RANGE も MONGOL800 も歌は知っているけど、顔は知らなかった。思ったよりおっさんだなーと思ったけど、聞いていたのは20年も前だ。僕だって元気なおっさんになっている。

    バンドの演奏の合間には会場をブラブラした。近所でお世話になっている富来エリアのお店もフェスに出店している。いつでも買える店ではなく能登町のお店からフェス飯を買った。

    富来エリアの出店場所では 綾小路翔 がPRをしてくれているようだった。

    後日、聞いた話では富来のブースは会場内でも売上がとても良かったらしい。

    それを聞いて安心したけれど、必死に行列を捌いて対応していた飲食店やお土産を販売するスタッフの方はきっとライブを聞いていない。ずっと会場でスタッフとして動き続けていたのだと思う。時間に余裕があれば変わってあげたかったくらいだが、それもできない。声をかけなかった理由は申し訳ない気持ちが強かったからだ。

    楽しみにしてチケットを買って会場に来てくれた方もいる中で、タダだからと来た自分。熱気の溢れる会場に無料招待枠で来て、なんとなく冷めた感じで立っている自分に違和感を覚えた。正直、音や光に感覚過敏なところがあるので体験として来てみたかっただけなのにな。

    なので次回は屋外で開催されるフェスに行ってみようと思う。もちろん料金を払ってね。ハンバートハンバート、羊毛とおはな、日食なつこ あたりが来てくれるのを狙おうかな。

    書き手

    ぴんぽいんと

    ぴんぽいんと

    東京都新宿区/43歳

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