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    わたしのレシーヘン

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    ¥1,700 ピザ3ピース

    最初に降り立ったケアンズの空港の自販機で、500mlの水が4ドルで、ぬおお!となった。私は思わず「ええ、たかっ!」と口にしてしまった。

    着いた日の夜は、持っていった食べ物と近くのスーパーで買ったものを食べた。翌日メルボルンで初めてのランチタイム。

    とりあえず、買い食い的な感じで何か食べよう!となったが……ピザ、ひと切れが6-7ドル。

    ドルを日本円に換算できるムスコは「ぼくはいらない、食べない」と言い続けた。「となりのスタバ(で何かかうの)もイヤ!」と拒否。「何も食べなくていい」という。

    「おなか空いてない」と言っていたけど、彼は値段が高いのが気になって、そう言っているのは、うすうすわかった。

    コレを書いている今は、そうは感じないんだけど、私だって、そのときは「ううーーちょっと高いなー」と思ったけど、食べなくては仕方ない。(結局は1人1ピース食べたよ)

    行ったり来たり、何度か同じようなすったもんだをくりかえした、旅行でもあった。ムスコは「物価」というのをまさに体で感じただろう。

    10日ほどむこうで過ごして最終日、ケアンズの空港で、彼は、4−5貫のマグロのお寿司14ドルを食べたいと言い、機内で8ドルのグミを買った。

    彼の中に、変化が起こったというか、もうひとつの軸ができたんだろう。

    それって、旅行にいく前に、予想はしていなかったことなのだけど、そうゆうことが起こるから、いってみてよかったと思える。

     

     

    書き手

    sakipomco

    sakipomco

    神奈川県逗子市/45歳

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