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    悩みのタネに水をまく

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    スノードームの捨てかた

    月ー木、電気工事士として電線の仕込みを行う。2つの物件が時期がずれて重なっていて忙しさがありつつも、1回目に失敗したことを活かして回避みたいなことができているので、勝手に手応えを感じている。

    「客観性をもって自分を評価する」というのが最近のテーマで、とある動画では「あの人だったらどうするか?」というマインドを持つことがいいと言っていた。あることに対して苦手意識をもった自分基準で考えると壁を作ってもがき苦しむけれども、その道の達人目線から考えれば意外と解決策が出てくることもある、ようなことを言ってた気がする。

     

    帰りの電車に乗る前に本屋さんに寄って、くどうれいんさんの新刊『スノードームの捨てかた』を買う。月刊文芸誌『群像』に掲載された短めの小説6つが集った一冊。群像に掲載されたときに読んでいたりするやや月刊誌派ではあるけど、こうして一冊にまとまっていると感慨深い。そして群像はコロコロコミック並みに分厚いので置き場にもやさしい。いくつかの作品を電車の中で読んでいると、色味(特に白)の描写がいいなあと思ったりした。あと収録されている「いくつもの窓」という作品には、手書き新聞を配って営業する保険会社員が出てくるので、ぐっさん通信が好きなひとにぜひ読んでいただきたい。

    小説の人物に対して共感してもしなくても、反面教師にしてもしなくても、こういう考えかたをする人がいるという面白がりかたは、さっきいったところの客観性につながっていくかもしれない。

    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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