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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    キャッチライト

    寒波が来ているが、庭の梅がたくさん咲いてきている。梅のピンクとみかんのオレンジ、そしてメジロの黄緑の組合せが春っぽくて華やかなので、日差しが出ていると、ついシャッターを切りたくなる。今日も出勤前に少し一眼レフで狙う。だけどこれが結構難しい。光の方向の状況があまり良くないため、キャッチライトが入らない。

    キャッチライトというのは、写した鳥の目にキラリン!と入る光の点。少女漫画のヒロインの目のお星様みたいなものだ。鳥の目というのは、基本的に丸くて、その中心に人の黒目に当たる小さい丸がある。白目の部分を虹彩というがその色は種類ごとに違う。タカなどは虹彩が黄色いため、どう写しても眼光鋭い表情が見える。だが、小鳥の多くは虹彩が暗色のため、写真で撮っても黒目と区別はつかず、全体として「黒い大きい目」となる。これがただ真っ黒に写ると、鳥は表情が見えず、基本イマイチの写真にしかならない。なので光と顔の向きで、目がキラリンとなる瞬間にシャッターを切らないとならない。我が家の庭、キラリン、と光るタイミングがシビア、そしてメジロのような小さい鳥は絶えず顔を動かして向きが変わるので、その瞬間を切り取るのが難しい。実は闇雲に連射して膨大な写真から奇跡の一枚を発見する方が簡単だったりするんだけど、それって自分で狙って写した実感が薄くて面白くない。というわけで、ファインダーを覗きながら鳥の動きを読んで、オリャ!とシャッターを切るのだが、なかなかうまくいかない。

    ただちなみに言うと、キャッチライトが入るためには、必ずしも日差しが必要なわけではない。さらに言ってしまうと、メジロの場合、虹彩の色がやや薄いので、アップで光がバッチリ入ると、やや目付きの悪い表情が見えてしまって実はあまりかわいくない。(笑)

    まあ鳥の写真も、いろいろ奥は深いのである。私はそこまで写真マニアではなく、あくまで観察メインなのでそこまでは踏み込まないようにしている。

    ちなみにこちらは、悪い目付きが目立たずに一応キャッチライトが入った3年前に写真。

    あまり鳥と遊んでばかりもいられないので、程々にして出勤。体は完全に復調。本業の調整は一応順調に進んでいる。なのでもう金曜日だし早めに引き上げようか?と思っていたが、昨日の要対応案件の修正を指示したものがまだ上がってこない。軽く催促したがやや時間がかかりそうなので、ローソンへカフェラテを買いに行く。すると、何とカフェラテ欠品。ローソンがカフェラテに使っている北海道の牛乳が大雪で届かないということ。そういえば時々よつ葉の牛乳を補充しているのを見る。強い寒波、大変だ。

    カフェラテがないので普通のコーヒーを飲んで雑件を片付けながら待機。ようやく上がってきた修正版を確認して、各方面に連絡周知して終了。19:30。今週はこれまで。いろいろありましたが、お疲れ様でした。

     

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

    ©30YEARS ARCADE