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    島縞

    島縞
    シマシマ

    親子も走って泳いだ

    今日は島全体がコースと化すトライアスロン。
    朝起きると、ものすごい霧だったけれど無事にスタートしたようで。
    午後からは、雨も降ってきたり、きっと大変な状況だっただろうけれど、無事に完走されるかたも多く、この日のために頑張ったかたがやりきったと思えているならいいなと雨にも風にも、どってことない部屋で思ったのでした。

    強いて言うなれば、私たち親子も走ったり泳いだりしておりました。
    ゲームの、あつ森の世界で。

    ゲームは買ってもらったことのない私ですが、いとこや同級生のおうちでいくばくか楽しませてもらった思い出はある。
    今やどの家庭にも1台はありそうなSwitch。
    まだまだ先でいいと思っていた時、義兄のはからいで意図せず娘の7歳の誕生日にわが家にやってきてしまいました。

    それから、お小遣いやお年玉、時にサンタさんや母の力を借りて、様々なソフトがわが家にやってきては売られ、またやってきた。

    そして、ある日「お母さんと一緒に、あつ森をして遊びたい」と娘から言われた。
    「お母さんは、ゲーム下手だし」
    「一緒に遊ぶ時間があるかなぁ」
    なんて濁していたけれど、1つでも2つでも、3つでも4つでも、娘と共通の話題で盛り上がることはいいことだ、と意を決して中古のLiteとソフトを購入した。

    最初の数日、一緒に遊んだもののやっぱり続かない。思い出した頃には、あたり一面雑草だらけ。
    その思い出した頃がこの3日間で、久しぶりに長い時間を娘と一緒に、あの小さな画面と向き合った。

    たくさん走って、木材を集めたり昆虫採集して、魚釣りをした。
    ウエットスーツをゲットして、島を何周も泳いで海の生物を狩った。
    お互いの島を訪ねあって、記念撮影したりラジオ体操したりした。
    ずっとテント暮らしだったが、おうちを建てて増築まで果たせた。
    娘には借金は良くない、と言っているのでしっかり貯めてからローンを組んだそばから一括返済している。

    博物館も完成したが、たぬき商店はなく案内所はテントのままだ。鉄鉱石が30個、集まるのはいつになることやら。

     

    現実世界でも、ベランダ菜園で初のミニトマトが採れました。
    娘が甘くて美味しい、と嬉しそうに食べていて、母も嬉しかったです。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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