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    雨のち晴れ

    雨のち晴れ
    アメノチハレ

    パン屋の友人の話

    ゆみこさんは長野へ行って、わたしの幼馴染みたいなくらい古い友人のあの子に会うのだなぁ、と羨ましい。同じイベントに出店のようだ。

    長野のその古い友人Rは、今年の頭に秋田から長野へ移住した。

    子供たちがスノーボードがとても上手で、もっと上を目指すためによりレベルの高い長野へ、子供のスポーツのために移住を決めた。

    友人は店舗を持たないパン屋なのでフレキシブルに働けるけど、旦那さんがちゃんといい会社で長いこと勤めていたので、さくっとまたいい会社に転職が決まって、あっという間に長野行きが決まってしまった。

    幼馴染というと幼少期からという感じだけど、友人Rとは高校時代マクドナルドのアルバイトで一緒になってから。今42歳で、17歳に出会った友人なんてもはや幼馴染みたいなもんだろう。

    土日のお昼の超ピークタイムを毎週のように売上記録更新することにアツくなっていたあの頃。高校生のくせに効率とかスピードと丁寧の両立とか、一丁前にみんなで工夫して働いた。地元も高校も違うけれどあっという間に意気投合して、当時一緒に働いていたもう一人のRと三人で、今でもよく会っている。

    当たり前に秋田で過ごしていたのに風のようにいなくなったRの話になると、なんか心がキュっとする。送別会の時もなんかよくわからない感情で送り出した。さみしいってことなのだろうか。なんか簡単にそういう言葉ではないくらいキュっとする。

    今はSNSもあるし昔みたいに距離はあまり感じないのは、こういう時嬉しい。長野の田舎でたくましく生きている大好きな彼女。

    写真は去年の山へ仕事にの時の、彼女のパン屋テント笑。

    書き手

    ツツイユカ

    ツツイユカ

    秋田県秋田市/41歳

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