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    エフェメラ!

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    「新しい本(発売一年くらい)は読んだらすぐ売って下さい」千章堂書店の貼り紙

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     

     


     

    「新しい本(発売一年くらい)は読んだらすぐ売って下さい」
    千章堂書店の貼り紙

     


     

     

    今日は迎と東京国立近代美術館でやっている展示「 コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」へ。そこで見つけたエフェメラなことばはまた別で書くとしよう。

    帰りにどうしてもジェラートが食べたくなって阿佐ヶ谷の「Gelateria SINCERITA(シンチェリータ)」へ。知り合いにもらってからというもの、ここのピスタチオのジェラートが大好きになってしまった。ピスタチオを惜しみなくたっぷり使っているんだろうな〜という濃厚な味わいがたまらない。せっかくなので2種類選べるデュオスタイルにして、もう1種はパッと見て気になった「インディアンサマー」を選ぶ。ココナッツとカルダモンとカシューナッツをベースにスターアニスを加えたジェラート。もう絶対好きな味だと確信。ひと口食べて、ほらねと心の中でつぶやいた。

     

     

    ジェラート屋を出て食べながら歩く。駅も近くなったころに見えてきたのは一軒の古本屋。暗黙の了解とばかりにわたしに空になったジェラートカップを渡してくる迎。まあ、よしとしよう笑。ベタベタした手でカップを持ちながらぼーっと店頭を見ていたときに目に飛び込んできたのが今日のエフェメラ。(016)

     

     

     

     

    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    ほしばあさみ

    ほしばあさみ

    東京都国立市/42歳

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