「『週刊文春』とっておいたのに」ほしばあさみ
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
エフェメラ!
エフェメラ!
2025年9月6日
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「なんでこんなに多方面から一気にやること降って来る?!」
saico34「多方面から一気に」『1/10957』
saicoさんの日記を読んで、「ほんとにそうだなあ」としみじみ思った。僕もフリーでライター仕事をしていて、しかもフリーといっても二誌を軸に、たまに同社の他雑誌からお声がかかる程度なのだけれど。それでも「多方面から一気に」なときがある。「フリーランスあるある」と言って差し支えないだろう。
「あるある」の割には、なんかこうズバッとひと言で表現できる言葉がない気がして、Googleで調べてみるとうまくいかない。「一難去ってまた一難」「泣きっ面に蜂」「弱り目に祟り目」など、ネガティブなことが重なる慣用句がどっと湧いてくる。
ChatGPTに聞くと、やはり「泣きっ面に蜂」が出てくるけど、ほかに「忙中暇なし」「降って湧く」「雪崩を打つ」と、ややマシな表現になってきた。試しに英語のイディオムを教えてもらうとこれが面白くて、「When it rains, it pours.」というのが出てきた。「降れば土砂降り」くらいの意味で、確かに気分はこんな感じ。仕事を乗り越えれば(土砂降りが過ぎれば)、清々しい気持ちになる(晴天がやってくる)という意味でも割としっくりくる。
こんなことを調べているのは、当然、今の僕は土砂降りに遭っていないからで、ちょっと雲行きは怪しいけれどそんな気がするだけかもしれない。(035)
エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...