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    エフェメラ!

    エフェメラ!
    エフェメラ!

    「そのとき言われる“ダサい”って、なんか、そのファッショントレンドの外圧を使って包囲してくる感じがして嫌なんですよね。その、お前の美意識とかの一本槍で突っ込んでこいよって思うんすよ。」ランダム・アクセス・メモリーズ‪ -揮発性記憶- 公開収録より

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     

     


     

    「そのとき言われる“ダサい”って、なんか、そのファッショントレンドの外圧を使って包囲してくる感じがして嫌なんですよね。その、お前の美意識とかの一本槍で突っ込んでこいよって思うんすよ。」
    ランダム・アクセス・メモリーズ‪ -揮発性記憶- 公開収録より

     


     

     

    三十年商店のみんながゆるやかにお誕生日おめでとうの気持ちをおくりあっていて、読んでいて丸い気持ちになる。お誕生日おめでとうございます。

    前回の日記でも書いていたように、「ランダム・アクセス・メモリーズ」の公開収録に行ってきた!浮記さんの日記にもわたしが登場していて嬉しい。毎週聴いていた澁谷さんと島崎さんの声が目の前から飛んできてじんわり興奮。これが誰かのファンになることか。淡々としたおしゃべりのリズムの中でふたりがくり出す言葉が心地よい。

    後半のお便りコーナーでは、わたしの「ダサいかどうかで物事を判断しがち」というお悩みが取り上げられて心のなかでガッツポーズ。今日のエフェメラはもちろん、ここから。

    流行(トレンド)という外圧を盾にせず、わたしがわたしとして真正面から「好きじゃない」という表現でぶつかれるようになろうと誓った。わたしの周りにはこういう考え方で答えてくれる人はいないだろうな。そう思うと、ふたりのことばに手を合わせたくなる。どういう意味で(流れ)でこの返答に行き着いたのかは、配信されているエピソードでぜひ聴いてみてください笑。

    終わったあと、イベント会場の外で浮記ちゃんを待ちぶせ。仲良くなりたての友達を待つときってこんな気持ちだったな~とちょっとどきどきしながら待った。「いっしょに帰ろう~~」と声をかけると、「このあとお時間ありますか?」と浮記ちゃん。一緒に東長崎のMIA MIA(マイアマイア)へ行くことに。なにこの状況、嬉しい。平静を装っていたけど、きっとわたしの顔はにやけていたと思う。MIA MIAへいく電車のなかも、お店へついてからも、喋りたいことがとまらない。まとまらないままに言葉を口からどさどさ出していくこの感じが大好きだ。それは、選ばずに出したことばを受け止めてくれるという安心があるからだな。(三十年商店のみんなにはそういうところあるよね。)公開収録のことはもちろん、映画のこと、パートナーとのことなど次から次に話は転がっていき、気が付いたらちゃんと夜になっていた。

     

    (067)

     

     

    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    ほしばあさみ

    ほしばあさみ

    東京都国立市/42歳

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