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    エフェメラ!

    エフェメラ!
    エフェメラ!

    「明社オアシス運動」NPO法人明るい社会づくり運動の会

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     

     


     

    「明社オアシス運動」
    NPO法人明るい社会づくり運動の会

     


     

    くまちゃん・ほしばの二人展が終了。ほしばは毎日のように(そして今も)縫ったりなんなりしているけれど、やはり自宅でみるそれと、森山邸に飾られたそれでは佇まいが違っていた。なんというか、もうひとつ凛と、シャキッと、しているような感じで。ほしばもくまちゃんも楽しそうだったのと同じように、二人の制作物もまた、その場で気持ちよく過ごしていたんじゃなかろうか。

    そして、僕もその一人。あの空間で、つまり、実用性から距離をおいた(そういう意味ではイシュミナ的な)ものものに囲まれて過ごす時間は、ありそうでない、得難いものだった。

    その森山邸は蒲田某所の住宅密集地にあって、一歩外に出れば、さながら都心の田舎というような風景が広がっている。家の目の前には年季の入った掲示板があって、そこに貼られた標語はすっかり色褪せていた。曰く……

    オ「おはよう」を明るく:挨拶
    ア「ありがとう」を心から:感謝
    シ「親切」をみんなに:親切
    ス「すみません」を素直に:謙虚

    「シ」だけ「親切」被りしてしまい、うまくいってないけれど、これもご愛嬌。来年もやろうという森山邸での展示が今から楽しみだ。(75)

     

     

    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    迎亮太

    迎亮太

    東京都国立市/32歳

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