「ちゃんと更新済です」迎亮太
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ！」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ！」と叫ぶと...
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エフェメラ！
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2025年12月11日
「隣りのビルに反社の事務所が入っています」アプリ・ニフティ不動産
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ！」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ！」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「隣りのビルに反社の事務所が入っています」
アプリ・ニフティ不動産
いまの物件で暮らし始めてから早４年が経とうとしている。好きな場所ではあるけれど、慣れ切ってしまったので、心機一転引越したい。そう思って、このひと月ほど物件情報を漁ってきた。
結果から言えば、いい感じの家は見つからず、ひとまず今の住まいを更新することに。引き続きリサーチは続けて、最速ゴールデンウィーク明け頃の転居を目指す。
いろいろ調べていると、ヘンテコな情報もまま目にする。50平米あるのに単身者限定だったり、なぜか横浜の物件のピンが東京駅に立っていたり。なかでもドキッとしたのがこのエフェメラ。妙に律儀に、さらっと書き添えられている点も含めてちょっと怖い。（85）
エフェメラ／「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。
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書き手
迎亮太
東京都国立市／32歳
©30YEARS ARCADE
