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    エフェメラ!

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    エフェメラ!

    「1グラムのサフランを採るのに160個ほどの花が必要であり、収率が低いために貴重で、1グラムあたり500 – 1,000円程度と高価である。世界一高い香辛料とされる。」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     


     

    「1グラムのサフランを採るのに160個ほどの花が必要であり、収率が低いために貴重で、1グラムあたり500 – 1,000円程度と高価である。世界一高い香辛料とされる。」
    フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

     


     

     

    なんでもない平日の夜。何か楽しいことがしたいって日がある。ちょっとだけいつもと違う非日常感とでもいうのか。いまのわたしたちにはそういうのが大事で、そういうのに役立ってくれるのが「料理」だ。意外と家ではやってなかったなって思って、「パエリアしようかな」と迎にLINEを送ると「テンションあがるな」との返信。けっ。そりゃそうでしょうとも。これでうまくいけば、誰かが遊びにきたときにパエリアできるし、ちょうどええやん、となる。「パエリア 簡単 フライパン」で検索すると色んなレシピが出てくる!どうやらシーフードミックスを使えば簡単にできそう。仕事終わり、ふたりで買い物に行ってさあ作るぞってなったとき「サフラン」がないことに気づく。そうだ、サフラン!どこで売ってるかな~と思いつつ、カルディにならあるかというのでダッシュで向かう。(もちろん、気持ちだけね。体はぜんぜんノーダッシュ。)スパイスコーナーで見つけたものの、値段をみてびっくり。なんと1gで1800円近くもするではないか。すごいなサフラン、君はそんなにも高級品だったんだね、と心の中で話しかけ、高いけど、まあしゃあないかという気持ちでレジへ。このちいさな瓶で1800円はすごいな。なんかわからんけどすっご、たっかってなって、テンションあがって写真を撮ってしまった。調べると、なんとこの1gのサフランをとるのに160個以上のお花が必要だそうな。実はサフランが雌しべを乾燥させたものだっていうのもはじめて知った。これを手作業で摘み取っているんだからすごい根性と気の遠くなるような作業だな。今度からパエリアを食べるときは心してかかろう。そして、思い出すのはスペインの夜。ああ、本場のパエリアがもう一度食べたい。とにもかくにも、ありがとうな、サフラン農家さん。

     

     

     

     

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    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    ほしばあさみ

    ほしばあさみ

    東京都国立市/42歳

    ©30YEARS ARCADE