「厚かましくてごめんね」書店の常連さん
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶと...

エフェメラ!
エフェメラ!
2026年2月10日
アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「2023/06/10 19:59/月刊誌 外税 1,091」
増田書店レシート
投開票日から、福田恒存にまつわる論考を読み直している。坪内祐三が「精神的な師」と書き、その坪内祐三を勝手に「師」と思う僕なので、福田恒存は特別な存在のひとりなのだけど、まるで読み足りてない(というか、面白そうな文章を読み逃しているなあ)と、論考たちを読み直しながら思う。福田恒存と三島由紀夫の対談「文武両道と死の哲学」(『源泉の感情』)とか、「醒めて踊れー「近代化」とはなにか」(『演劇入門』)とか。

読み直している『文學界』は2023年7月号で、購入時のレシートをエフェメラに。本誌にところどころ付いている付箋は「スピノザ」「小川公代」といった名前に貼ってあって、ああ当時はこんなところに注目しながら読んでいたんだなと思う。と同時に、今じゃ別のところ(九十九匹と一匹、など)にこそ目が惹かれていたりもする。(106)
エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。