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    エフェメラ!

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    「等身大でいきたいねん」Aさん

    アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

     


     

    「等身大でいきたいねん」
    Aさん

     


     

     

     

    井の頭公園沿い、設計事務所imaが主催するスペース「imanova」に向かう。新緑の公園をぬけていくルートは気持ち良い。「imanova」では植物染色という伝統的な手法を用いて衣服をいちから作っている「kitta」のポップアップが行われていた。沖縄で、植物染料の栽培や採取、薪の火や発酵などによる染色、デザイン、そして縫製まですべてを一貫して行っているそう。ものづくりに対して真剣な人は中から発光しているみたいな輝きがある。会場の外では公園の緑色に呼応するように黄色い布が風に揺れてて、本当に美しかったな。

    帰り道、井の頭公園のスワンボートに乗ることに。「ここに来てスワンボートに乗らん選択肢はない」とAさん。ほんと、いつもAさんはエネルギッシュですごい。人間は本来こんくらいパワフルでないといけないなって思うほど。ありがたく一緒に乗らせてもらって30分、話は40代の恋愛話に。次に誰かと付き合うとしたら下は何歳から上は何歳くらいまでいけますか?と聞くわたしに返ってきた答えが今日のエフェメラかな笑。「等身大でいきたいねん」うん、これわかるな。まあ結局年齢がどうこうってことじゃないんやと思うねんけど、無理して年下にあわせて若ぶっても自分じゃなくなっちゃうし、無理して年上の人にあわせて大人ぶっても結局それは本来の自分とは違っちゃうわけで。いつもの自分らしくいられる相手がいいんだよな。考えてみたら、大学生の頃から似たような会話ばっかりしてる気がする。

     

     

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    エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。

    書き手

    ほしばあさみ

    ほしばあさみ

    東京都国立市/43歳

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