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    かきぬまめがね@東京

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    カキヌマメガネアットトーキョー

    「ザンビア」と叫ぶ夜

    実家の母から届いた写真。長男は夏を満喫しているよう、良かった。

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    お盆休み中の夫と療養中の次男は本日も自宅で一日過ごしており、私が仕事から帰宅すると夫が夕飯を作っている。私より夫の方が料理をすることが好きで、今日は夕飯に広島焼を作ってくれた。昨日は卵の肉巻き。どちらもよくそんな手の込んだもの作ろうと思えるね!?と思えるメニュー。野菜を炒める程度の料理ですら面倒臭がる私と大違いだ。

    広島焼は非常に美味しくて「うまくできてる!」と伝えたところ、夫は私たち二人とも学生時代に通っていた広島焼の店を挙げ「〇〇(店名)みたいな味」と自画自賛した。そこからひとしきりその店、懐かしいねと思い出話に花を咲かせる。

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    少し前のことだが、家族でパリオリンピックの開会式録画を見て様々な国が登場するところを眺めていた。ザンビア共和国が登場した瞬間、夫婦ふたりして同時に「ザンビアー!」と叫ぶ。というのも、二人ともに所属していた大学サークルで演奏していた曲に「Zambia」というタイトルの曲があり、途中で「ザンビア!」と叫ぶ箇所が印象的な曲だったので。「ザンビア」と見聞きしたら叫ばずにはいられない夫婦になってしまった。

    (なんのこっちゃよくわからないと思いますので、お時間許す方はこちらの動画0:20辺りをお聴きください笑)

    Zambia -Mario Bauzá & The Afro-Cuban Jazz Orchestra

    https://youtu.be/jLw8jICvh_g?si=mlv5vKTXqc0J2jwU

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    夫とは学生時代からの付き合いなので、「あの頃よく行った店」とか「あの曲」とか、共有している思い出が多い。

    今日記を書きながら、改めて久々に上記の音源を聴いて懐かしがっている。どこにも行けない鬱屈としたお盆が続いているようにも思えるのだが「ザンビア!」「ザンビアー!」と叫ぶだけで散々笑っている夜は平和だ。こういう時のために誰かと共有できる思い出ってあるのかもしれない。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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