いよいよ長男の夏休みも残すところ2日。

夏休みの初日（！）にドリルや読書記録みたいなのをものすごい勢いで終え、トマトの観察日記も早々に終え、なんかすごい勢いだなと思っていたのだが、自由研究に未着手のまま最終週を迎える。なんて極端なんだ。

ってことで、自由研究を進める長男の横で私は日記を書いている。

.

長男よ、頑張るのだ。夏休み最後のイベントとして、藤井風のライブ＠日産スタジアムというスペシャルな週末が待ちうけている！

時折三十年商店で「#推」タグが使用されているのを見て、私も使いたいなーと思っていたのだが、とうとう使う日がやってきた！

我が家の推し藤井風。私も息子も好きで長男とは一度ライブに行ったことがあった。藤井風のライブの特徴で「親子席」というものがあり、親と子セットでなければ申し込めないチケットがある。おそらく一般チケットよりは競争率が低いのか、今回もそのチケットで申し込んだところ長男次男と私で無事に当選した。

.

藤井風を最初に聴いたのはJ-WAVEのラジオで、デビュー曲が日に何度もかかっていた。すっごい格好良い人が出てきたなと思った記憶がある。どんな人なんだろう？と思って読んだ音楽レビューのブログには「時代を作る人が出てきた」みたいな表現がされていた。

.

今回2daysのうち初日のライブはYouTubeで無料生配信されることがチケット販売後に発表され、SNSで賛否両論の意見を見た。頑張ってチケットを取り、安くない代金を払い、わざわざ行くのに、後から配信されると知ったらなんだかガッカリです。会場で見る本人は豆粒みたいに小さいだろうから、しっかりと編集された画面でアップの風さんを見たかった、的な意見も見かけた。

まさしく自分が行く日のライブが配信されるわけなんだけど、私は全くそう思っていない。画面越しに見るのと当日その場で直接ライブを観るのは確実に別次元のものだと思う。（配信される音楽や映像がしょぼい、と言いたいわけではなくてね。）

音楽って、やはりその場で観て聴いて、というライブのパワーがめちゃくちゃあると思っているので。画面越しに見るのも、現地で観るのも、セットリストは変わらない訳だけど、全く違う価値があると感じている。

.

学生時代は部活やサークルで演奏する側をやっていた。決して楽器が上手な人間ではなかったと思うんだけど、それでも何度か演奏しながら「これは」と思える瞬間に立ち会えたことがある。そういう時に感じる空間の渦みたいなものは、確実に観ている人と共有している感じがあった。それはその場にいないと感じることができないものだと思う。

そういう片鱗を少しでも感じて欲しいと思っているから、息子たち二人にも現地でライブを見せたいのである。

音楽ってすごいって、知ってほしいのだ。

(144)