△¥500 ほんのきもち
先日のVoicyファンフェスタ第8部で、...
かきぬまめがね@東京
カキヌマメガネアットトーキョー
2024年8月30日
以前この日記で書いた席が前の同僚の方。
久々に「どうですか、習い事(ジャズピアノ)順調ですか!?」という話になった。この方、おそらくひとまわりほど(もっと?)先輩なのだが習い事でジャズピアノを習っているのだ。「全然。やっぱり毎回頭の中で計算して弾いてるから全然ダメ」とのこと。
ジャズというのはアドリブ演奏のイメージが強く、自由な印象を持たれがちかなと思うのだが、アドリブの土台に実は色々な決まりごとがある(私は元ジャズ研の端の端の端くれである笑)それらが身体に馴染んではじめて自由に、羽ばたくが如く軽やかな演奏ができるようになる。私は飛び立てぬまま学生時代を終えたけれど、ジャズの入り口に少しだけ触れられたのは学生時代に得た宝のひとつだろう。
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「先生曰く、言葉を喋るみたいに、ある日突然演奏できるようになる瞬間があるらしいんだけど。『音楽は言語だから』って。」
「・・・音楽は言語」
思わず噛み締めるかのように、そのフレーズを復唱してしまった。
詩的で、それでいて的確な表現。誰かと話していると時にこういうパワーのある言葉に出会うときがある。
そしてそういう言葉はつい書き留めたくなる。
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「音楽は言語だから」
忘れないように、もう一度頭のなかで復唱しておいた。
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