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    かきぬまめがね@東京

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    カキヌマメガネアットトーキョー

    「必死期」の土曜

    どんよりした空のなか土曜勤務に向かう。

    本来夫が息子たちと過ごす日だったのだが、東海道新幹線が止まってしまい単身赴任先から帰って来れなくなってしまった。

    仕方なく、今日も次男は保育園に、長男は学童に。

    本人たちにも先生たちにも「土曜なのに申し訳ないな」と思いながら連れて行くのだが、本人たちは意外にすんなりと受け入れている。保育園の先生には昨日急遽土曜保育の申し出をしたところ、食い気味に「大丈夫ですよ〜!」と言ってくれるし、学童の先生に至っては「土曜利用はじめてでしたね?また利用してくださいね」とまで言ってくれた。

    働きながら子どもを育てるということに、時につらさや難しさを感じることもあるのだけれど、こういう時に心強さと他者の優しさを感じる。先生たちは仕事だということもわかっているけれど、たとえ仕事だとしても息子たちの成長に関わってくれる全ての人に感謝したい気持ち。

    我が家の日常は成り立ってないことも往々にしてあるが苦笑、こうやってどうにかこうにか成立している。おそらくここまでの数年間と、この先の数年間までを私は人生の中で忘れられない期間であると位置付けると思う。「必死期」とでも名付けておく。

    .

    本日土曜出勤の人は少なく、オフィスには数人しかいない。

    みんなが一日中、窓の外を気にしている日だったが、台風の影響があるのかないのかはっきりしない一日だった。ものすごいどんよりとした雲がかかったかと思うと突然陽が差していたり、そうかと思うと外が白く煙るほど雨が降っていたり。天気の側も困惑しているような印象だ。

    もういい十分だから、日本全国すっきりと台風一過で晴れてくれていい。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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