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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    守るために何を学び、何を伝えるべきなのか

    いま仕事で、在園児の保護者に向けたセミナーの企画を行なっている(何回か書いているが、現在わたしは都内で保育園を運営する法人の広報職に就いている)

    これを行うことになった背景やねらいを書き始めたらもはや仕事の書面か!苦笑ってなりそうなので割愛するが、何本か同時に運営企画を行なっており、そのうちのひとつが「家庭での性教育」というテーマで進んでいる。

    いま保育業界は、「性」をどう取り扱うか、という大きな問題に直面しているといえる。

    現在子どもたちの親をやっている人々、つまり私たち世代は十分な性教育を受けてきたとは言い難い。そのような自分が受けていない教育を子どもたちにしてあげなければいけないと言うのはすごく難しいことだなと感じる(これは性教育だけの話ではない)だからこそ、保育園を起点に家庭も巻き込んでの学びの場を持つことは有意義であろう。

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    昨日のことになるが、今回セミナーの講師をしてくださる先生と打ち合わせをしてきた。

    こういったことを教えてくださる講師の先生にもいろいろな立場の方がいると思うが、今回講師を引き受けてくださった方は助産師の先生。そして助産師に留まらず地域の子どもたちの保健室のような居場所を作っているという方。性被害を受けた子どもたちのケアも行なった経験がおありで、つまり圧倒的に現場肌の方と言える。

    だからこそのリアリティと「子どもたちを守るために大人は何を学び、何を伝えるべきなのか」ということを啓蒙する使命感に熱く、1時間程度ではあったがお話を聞いて感銘を受けた。なんなら先生は社会に対して、怒っていた。それは紛れもなく子どもたちを守りたいという強い気持ちがあるからに他ならない。

    打ち合わせの中で具体的な性被害のケースなどにも話が及び、子を持つ親としてものすごく心が痛かった。どれくらいかというと、もう死ぬほど心が痛かった。おそらく実際に被害を受けた子の親御さんの心は本当に一度死んでしまっただろう。つらい。

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    子どもたちのことを想って使命感を持ち、強い気持ちで働いている方に会うと背筋がしゃんとする。今回の講師の先生もそう。

    実施は来月なので、一人でも多くの方に参加してもらえるよう準備を粛々と進めたい。

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    (今日は大変に真面目な日記でした。笑)

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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