かつて星であった - 三十年商店

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かきぬまめがね＠東京

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2024年9月17日

かつて星であった

今日は中秋の名月とのことで、洗濯物を取り込む時に大きく丸い月が見えた。でもそれより振り返って見た夕焼けのインパクトがすごくて、そちらの方を眺めていた時間の方が長かったかも。美しいグラデーション。どうやったらあんな色が生まれるのだろうか。

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3連休明けの平日。

3日も休むと平日に戻るのにいつも以上の馬力がいる。長男は珍しく朝「学校やだなー」とか言っていた。根本的に絶対行きたくないとかっていう訳じゃなくても、なんとなく気乗りしないなっていう日、あるよね。わかる、なぜなら今朝のママもそうだから。ポリリズムみたいな朝。4拍子の中に突如生まれた3拍子みたいな3連休明け。

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帰宅して宿題の時間になったが、長男はいまだポリリズム中なのか宿題を面倒臭がっている。隣に座る弟を見て「2年生になんかならなきゃよかった、年中の方がマシ」「年中より年少の方がマシ」「年少より３歳の方がマシ」などと愚痴っている。どんどん小さくなっていき「赤ちゃんの方がマシ」「赤ちゃんの時よりお腹にいた時の方がマシ」「お腹にいた時より…星になってた時の方がマシ」と最後に言った。それまでうるさいなーと聞き流していたのに思わず最後だけ聞き返してしまった。

『星になってたとき？』

「うんそう、星になってた時」

彼はかつて星であったらしい。でもそうかもね、君たちの輝きって時に星のようだから。

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かきぬまあやの

かきぬまあやの

東京都目黒区／37歳

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