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    かきぬまめがね@東京

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    カキヌマメガネアットトーキョー

    「その人らしさ」はどう育つのか

    今日は長男の遠足であった。長男は学校行事に非常にまっすぐな人だ。今回の遠足でも班長になったと張り切っていた。私はせっせとリクエストの「オムライス弁当」をこしらえる。

    学校行事頑張るって格好悪いみたいな風潮が生まれる歳っていつ頃だろう?中学生くらいだろうか?長男にもそんな時期がやってくるのだろうか?それともこのまま突き進むのだろうか?

    年相応に「かったるいな」とか言い出す時期があっても良いけれど、心根の部分では真っ直ぐな自分を肯定し続けてほしいと思う。そんなことを考えながら大きなリュックを背負った背中を見送った朝。

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    夕方

    最近暗くなるのが早いので、学童に迎えに行ったところ建物の前でちょうどよく本人と出会う。「2」と書かれたビブスをつけており「2班の班長だから」と嬉しそうに話している。ずっと着けていたのかな笑 帰りながらも今日の感想が止まらない。どうやら相当楽しかったみたい。

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    息子は他でもない、私から産まれ、私が育てている人物であるので、彼のことをわかっているつもりではいる。でも、いくら息子であっても「自分」ではないので、時々「へえ、そんなところあるんだ」と新鮮な驚きを与えられることもある。

    「行事張り切りタイプ」という性格は彼が小学校に入ってから知ったことのひとつ。

    長男「らしさ」として私たちが知っていること、まだ見ぬ驚きの部分。これから息子はどうやって大きくなるのだろう。どういうバランスで「その人らしさ」は育っていくのか。とても興味深く、長い目で見てそれを知っていけるのは子育ての醍醐味となり得る気がしている。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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