お便りフォーム

    お名前(ニックネーム)*

    Eメール*

    宛先*

    メッセージ*

    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    次男の運動会にて

    本日は午前中次男の運動会だった。いい天気で運動会日和、なんなら暑いくらいの陽気。

    会場である近隣小学校の校庭に向かいながら、次男は「しんぞうがドキドキするなあ」と漏らしていた。緊張しているらしい。次男の中に緊張という感情がしっかり芽生えていることにどことなく嬉しさと感心を覚える。はじまってみるとダンスにパラバルーン、リレーと、どれも物凄く頑張っていたし親子競技は長男に一緒に出てもらった。兄弟ふたりで借り物競走やっている姿は微笑ましかった。

    .

    次男の保育園は今年度のはじめにかなり大きな人員配置の変更があった。内部の詳細はわからないのだが、利用者であるこちらも働く大人なので(いろいろと大変なんだろうな…)と皆うっすら感じてはいたのだった。

    最後の園長先生の挨拶で「今年は配置換えも色々あり保護者の方々には沢山ご不安もかけたかと…」と声を詰まらせており、こちらまで胸にくるものが。

    .

    ちなみに次男が0歳から入った際に出来た新設の保育園で、入園時から園長先生は同じ方だ。この先生のいいなと思うところが、こういった挨拶の際必ず職員の頑張りを敢えて話すところ。こういう場で内部の頑張りを話すのはナンセンスだと思う人もいるかもしれない。でも「先生たちみんなが本当に頑張って準備してくれて今日の日を迎えられました」といったような内容を改めて保護者に向けてすることは、私は個人的に意義があると思う。讃えあって、尊重しあって、築いていけたら、それってすごく幸せじゃないか。

    事実、色々な子どもがいる中で、ひとつのものに向かってまとめ上げていくというのは相当な大変さがあるだろう。それを乗り越えながら、子どもたちみんなで成し遂げるという経験を与えてくれる先生方には感謝しかない。みんなで何かをするということが必ずしも良いと言いたい訳ではなくて、将来子どもが何かを選ぶときの指標となりうる経験を与えてくれることに感謝したい。チームプレイが得意な人、個人プレイで花咲く人、色んな人がいる。でも、やってみないとわからないだろうから。

    .

    息子たちの成長と頑張りに感動したのはもちろんなのだが、転職して初めて迎える運動会で、多少なりとも裏側を知った身として先生側に思い入れも感じた。あっちもこっちも。なんだか感情大渋滞の運動会だった。

    (196)

    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

    Instagram

    ©30YEARS ARCADE