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    かきぬまめがね@東京

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    カキヌマメガネアットトーキョー

    「子どもを持つ」という道

    仕事柄か「子どもを持つ」ということに対して、普通の会社より話題にあがることが多いかと思う。先日もそんな話題になった。個人的には子どもを持つも、持たないも、どちらの幸せも確実にあると思うし、たとえば結婚するもしないもまた同様かと思う。「こっちを選んだから必ず幸せ」という選択なんてひとつもないだろう。「どっちも幸せ」でいいじゃん。

    「子どもを持つ」ということに関して、先日saicoさんが書いていたこの一文にハッとさせられたのだ。

    あ、でも結婚はやめたくなったらやめられるけど、出産は後戻り出来ない。もちろん後悔はないけど、息子を産んでからそのことに気付いて愕然としたことはある。

    そう、そうなんだ。この感覚、すごくよくわかる。もうどんなに頑張ったって子どもがいない世界には戻れないという事に気づいて、まさに愕然としたことを思い出した。

    前からsaicoさんの日記って大好きだったけど、やっぱりこれを書けるサイコさんはすごい。こういう、心の中にある本物本当の感情を変に着飾らず、スッと見せてくれるサイコ日記の熱烈なファンがここにいます笑

    .

    ちなみに男性側で「父」になった人の印象的だった言葉っていうのもある。前職で私が第一子産休前に会食に行った取引先の方の発言。「子どもを持つってどんな感じですか?」と聞いたところ「もう、いない生活っていうのが想像できない感じですかね」と言っていた。良い意味も大変な意味も、どちらもあるだろう。その方のことを密かにめちゃくちゃ好いていたので心のメモ帳にしっかりと書き込んだ。

    これも今になって確かにわかる。

    今日は土曜だが6時台に出ないといけないちょっと重めの仕事。みんなが起きる前に出発かなと思っていたところ長男だけ起きてきた。「ママそろそろ行くね」と言うとぎゅーっと抱きついてきて、バイバイしてハイタッチしてくれた。よし、頑張ろうの気持ち満タン。ガソリンスタンドを後にした時の車ってこんな感じかな、とか思う。

    たしかに、こんな「幸せ」を丸々そのまま体現したような人物がいないっていう生活は、もう考えられない。

    (201)

    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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