朝から投票に行って、お昼は家族で外食して、その足で公園に遊びに行き、いつものドーナツ屋さんでお茶して、帰ってきて夕飯を作り、お風呂に入り、食卓を囲んで食後の現在である。

決まっていた予定としては投票だけ。

恥ずかしいことだと理解しながら書くが、昔から政治や経済にあまり明るいタイプではない。そんな自分にとって各政党のマニフェストは目を通しても「で、結局何をどうするんだろう？」と理解が及ばないところも多い。こんな大人ではいけないと思いつつ、まあ、人間同士の相性と同じで全部ピッタリ自分の考えとマッチする政党なんてないだろうとも思う。だから自分の譲れない「これだけは」の部分だけは調べて、その部分の政策がマッチするところに投票をした。

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三十年商店でも度々話題にのぼっているくどうれいんさんの日記本「日記の練習」を読んでいる。以前「うたうおばけ」を読んでいて素敵な文章を書く人だなあと思っていたのだが、この日記本に対しても同じ気持ちを抱いている。さらにこの本において特筆すべきと感じているのが、その構成だ。基本日付に沿った毎日の日記が書かれているのだが、これを「日記の練習」とし、1ヶ月の終わりに「日記の本番」と銘打ってその月を振り返った少し長文が掲載されている。こちらはよりエッセイっぽいのだが、この日常からこのエッセイが生まれるのかー！！という感嘆がある。

それは何ていうか、職人の仕事風景を見せてもらっているような気分。4月からはじまる日記、今8月まで読んだところだ。

先月家族で訪れた「仙台のアーケード」が出てきたり、私の青春である「ピチカートファイヴ」が出てきたり（ピチカートに関しては改めて別でまた書きたい）時折同じ景色を見ている描写があって嬉しく思うのだが「鎌倉のお店、コマチーナのレモンパスタ」が出てくる日があって興奮した。奇跡にも近いあのレモンパスタを食べるためだけに鎌倉まで行く会を、定期的に友人たちと開いている。

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