往路

今、いつも上りの電車に乗る時間に下り電車に乗っている。本日は仕事休みの平日だ。

土曜登校日の振替休日につき長男の小学校は休み。そこに自分の休みも合わせたのだが、学童でハロウィンパーティーがあり「ハロウィンもりあげ隊」になっているので学童は休めないと言われた笑　呆気なくフラれる母。長男は朝から元気にマリオになって出ていった。

ということなので、本日は完全なる私の休日ということに。朝、学童に持っていくお弁当を作り、次男を保育園に送り、私の時間はやってきた。駅の自販機で普段の平日だったら絶対選ばないトマトジュースを買っている。どうやらわたしは、浮かれている。

本日の私の行き先は、なんと茅ヶ崎である。楽しい一日になる予感。さて、道程すら楽しみたいので本を読むぞ。意気込んでスマホ側面のボタンを押すと表示がふっと消え、消えた真っ黒の画面にワクワクが滲み出ている自分のシルエットがぼんやりと映るのだった。

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帰路

再び車内。ただいま帰宅中である。今日茅ヶ崎まで行ったのは友人とランチをする為だった。「茅ヶ崎まで来れそうであれば是非ここに」と案内してくれたのがこのお店（MOKICHI TRATTORIA）茅ヶ崎駅から相模線に乗り替え、ふた駅先の小さな駅が最寄りだった。しかも住宅街の中にあるレストランという様相だったのだが、予約の方でいっぱいでびっくりする。でもその驚きは食べてみて納得に変わった、どれもこれもめちゃくちゃ美しく美味しかった。大満足！

食べ終えて敷地内にあるギャラリーで古く小さな豆皿を2枚買った。古いものならではの歪みやズレがあって、それが愛おしい。古い食器が割と好きなのだが、こうやって突発的に購入した古い皿や古いグラスは、その日の思い出まで詰め込められた品になるという喜びがある。

問題は収納場所、その一点のみ。

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帰宅

楽しかったなーと今日の出来事を反芻する。

今日友人は0歳の息子ちゃんを連れてきてくれた。月並みな表現になってしまうけれど、本当に天使だった。ほんの数時間一緒だっただけなんだけれど、赤ちゃんと過ごす時期の様々なことを思い出した。おむつを替え続けること、赤ちゃんを抱きながら片手で食事をとるのが日常茶飯事であること、ゆらゆら揺れながら抱っこすること、常にミルクの時間を気にしていること、大人の会話に熱中したいとき「寝てくれていいんだよー」と念じること笑、そして赤ちゃんがいるという事実が振りまく抱えきれない程の幸せ。それら全てを散々経験していたはずなのに、そのどれをも忘れかけていたのだと気づく。そして今現在あんなに脆く繊細な生き物（人はそれを赤ちゃんと呼ぶ！）と共に生活している友人に労いの意と敬意を抱く。

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会いたい人と美味しい料理を食べるという、極めて王道の充電法。さてさてしっかりリフレッシュさせてもらった。

家に帰れば再びはじまる日常生活、待ってろよー！

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