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    かきぬまめがね@東京

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    カキヌマメガネアットトーキョー

    「美味しさ」を仕込む体験

    今日の午前中は初めてのことに挑戦してみた。親子で味噌仕込みである。

    お恥ずかしいことかもしれないのだが、私は食事に対する信念めいたものがあまりない。もちろん美味しいものを食べたいけれど、その「美味しいもの」へのこだわりを持ち合わせていないタイプと言える。多分人それぞれ「美味しいもの」の定義って色々あって「高級レストランの料理」をそれと定義する人「新鮮なもの」をそれとする人「無添加なもの」をそれとする人「早くて安い」をそれとする人、まま色々あるんだと思う。我が家における「美味しさ」とは何か。

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    お友達づてに知り合った方に発酵食品のプロフェッショナルがおり、味噌仕込みの会を開くというので参加させてもらった。お友達親子を含む3家庭参加で、みんな子連れで参加だったので、とてもアットホームで楽しい会だった。

    味噌は仕込んで今日明日食べれるわけではない。食べれるのはおよそ1年先。ここから育てていって初めておよそ1年後に味噌が完成する。

    1年後、味噌が育つと同時に我が家の「美味しいもの」の定義の中に「自分たちで作ったもの」「時間をかけて仕込んだもの」という気持ちが育まれたら素敵だなと思う。先生が最後にご自身が仕込んだ味噌で作ったお味噌汁と味噌焼きおにぎりを振る舞ってくれたが、とても美味しかった。「これぞ『美味しいもの』である」と息子たちと三人、染み渡るように実感して帰宅。

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    今日知った味噌を作る工程を記録しておく

    0.材料は大豆・米麹・塩、以上!味噌って意外にシンプル。

    1.最初に茹でられた大豆を潰す、潰しまくる。粒がなくなるまで潰す。

    2.塩と米麹をよく混ぜる。よく混ざっていないと塩が効いていないところからカビが生えやすい

    3.そこに大豆を入れて更に混ぜる

    4.キツくお団子を作る。お団子を作って空気に触れさせない部分を作るのだ

    5.保存袋に入れて、お団子どうしも潰しながら隙間に空気が入らないようにする

    6.完成

    完成した保存袋は発酵が進むとガスが溜まるので、1週間に一度程度ガス抜きを行う。万が一悪いカビが生えたらそれを取り除きながら育てていく。色もまだ白いが、これが発酵して見慣れた茶色になっていく。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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