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    かきぬまめがね@東京

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    カキヌマメガネアットトーキョー

    新年会(1/30回目)

    三十年商店、新年会の日。

    実は書き手数名の方々と「はじめまして」の場であった。でもただのはじめましてではなく「はじめまして、でも皆さんのことよく知ってますよ」という不思議な感じ。

    会場に入ってまず、主宰のサイコさんからお会いしたことのない方々をご紹介頂いたのだが、思わず最初の方とご挨拶した時「会いたかったです!」と言葉が漏れてしまった。これ全員に伝えたら私結構気持ち悪いなと思って…以降の方々とのご挨拶の際は、重めの「会いたかったです」お気持ち表明は自粛しました苦笑 でも本当に皆さん本当に会いたかった!

    年齢も職業も住むところも異なる書き手の皆さん。これがなかったらおそらく交差することのない道を歩いてる。でもこの場があって、歯車が回って、不思議なご縁でこうやって「はじめまして」と伝え合えるんだから人生って素晴らしいな。

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    ぐっさんがお店を営む理由として「飲食店という枠組みを超えた”居場所”を作りたいのだと思う」といったようなことを話してくれる。

    そしてサイコさんが海秋紗さんと出会った経緯として、奥様が開催している「お料理の会」の話をしてくれた(ご本人より先に奥様に出会ったそう)これは別に海秋紗さんの奥さんが先生をするんじゃなくて、みんなでお料理をするっていう”居場所”みたいなものだと。

    レシーヘンさんがそれらを「サードプレイス」という言葉でわかりやすくまとめてくれた。

    以前(この日)「三十年商店でなぜ書くのか」という話になった時、確かな理由が自分の中にありながら、私はうまく説明できなかった。世の中に書く場所なんてごまんとある。SNSなんてそれの典型例だ。その時はなんとなく「この書き手の皆さんと書きたいから?かなあ?」みたいなぼんやりとした答えしか出てこず、どうにも自分の気持ちを掴みきれずにいた。だって、多分誰かが増えても、誰かがいなくなっても、私はここで書きたいって思うんじゃないかな?と思ったから。皆それぞれに役割を持って書いてるわけじゃないから、チームメンバーほど強い繋がりがあるわけじゃない。これはなんなんだろう。と思っていた。

    でも、今日皆さんと実際にお会いして、さっきの「居場所」の話になって、色んなことが繋がった。そうか、三十年商店は日記を通じた「居場所」なんだと、自分の中で腹落ちした気がする。この場所を開くと、誰かが自分とはある意味関係ない1日を過ごしている。でもそんな日常のなかでたまに交差することもある。ここを開けば同じ時間の中で暮らしている人に触れることができし、私は私で日常を書くことで「私も私の場所で暮らしてるよ!」ってささやかに(時にうるさいくらいに笑)印を残していく。別に誰も干渉しない距離感、でも必ずそこに存在しているんだとわかる距離感。

    SNSを自分の「居場所」とは思えないが(デジタルネイティブ世代はSNSにまた違った感じ取り方があるかもしれないけど)ここに日記を書くことは、ここに「居場所」があると感じているから書いているのかもしれない。

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    息子たちも書き手のお子さん達をはじめとして、皆さんとたくさん遊んで頂き、帰ってから「楽しかったな。また会いたいな」って言っていた。またすぐ会えるよ。だってこれ、驚くことなかれ三十年も続くんだから!そしてまだ会えてない人が世界中にいるんだから!

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    余談のタネ:長男が、今日会ったのは「Nちゃん、Mちゃん、Rくん。あと、えーと。ぐ、ぐ、あ!ぐっさん!」と、唐突に若者チームにぐっさんを加入させていて笑った。息子にとっても新しい出会いの場であったことに感謝。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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