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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    うねり

    とにかくスポーツと遠いところにいる人生を過ごしてきた私にとって、唯一触れたことのあるスポーツものが「スラムダンク」である。中学?高校?のときに友達が貸してくれて、あまりに面白くて一気に読み切った記憶。そして時を経て映画化されたと聞いてはいたけれど、特に観に行くこともなくいたら「観に行くべきだ」と友人に熱弁をふるわれ(しかも全く別の友人ふたりから)映画も観に行った。これはやっぱりもう一度漫画も読みたいなと思って完全版を大人買いしたのが一昨年のこと?だったかな?

    というわけで、なにが言いたいかと言いますと、今日の「風早草子」はさながらスラムダンクの山王戦でした。と書きたかったわけです笑

    きっと息子さんたちにとって一生忘れられない青春の記憶が刻まれただろうなと思います。大健闘に拍手!そんな経験ができたことが羨ましいくらい!

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    私が青春時代、何に没頭していたかというと吹奏楽。中学は普通に学区の公立中学に通っていたけれど、そのときすごく力のある音楽の先生が赴任してきて、みるみる母校は地域の強豪校となった。私が1年の時は夏の一番大きな大会で県代表に。2年の時は甲子園でいう春の大会?みたいなコンクールで全国大会に出場したこともあった。

    文化系の部活ではありながら、かなり体育会系なのが吹奏楽部。練習はものすごく厳しかったけど、ものすごく楽しかった。厳しくて楽しかったから、没頭した。

    海秋紗さんの日記を読んで、改めてスポーツって試合のうねりみたいなものがあるんだなと思ったが、音楽にもそれがある。吹奏楽は毎回同じ譜面を演奏しているのに?と思われるかもしれないが、そこにも間違いなくうねりがある。

    良いうねりに乗ると、普段決まりきらないピッチ(音程)がバシッとはまったり、ユニゾン(複数人で同時に同じフレーズを演奏する箇所)が見事に揃ったり、ソロパートでハイノートがピンっと当たったり、本番でミラクルが度々起こる。そして曲に対してぐっと入り込むような感覚を覚える。この、曲の中に入っていくような感覚は忘れられない。そして良いうねりは時に観客まで巻き込む。だから良い演奏が終わった瞬間に「ブラボー!!」と観客席から声が上がるのはコンクールの風物詩のひとつ。歌舞伎の「成田屋!」とかとおんなじ感じ笑

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    多分だけど、突き詰めればスポーツも音楽も変わらないのかも。

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    今日の写真を選ぶべく、スマホで「音楽」で検索したら、懐かしい写真が出てきた(よくこんなところで寝れるよね笑)

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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