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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    誰かに頼ること

    詳しい記載は省くけれど、子ども(特に小さい子)の胃腸炎というのは常に洗濯機を回し続けるような戦いがある。昨日、一日の最後に盛大にお片付け案件が勃発し「これはまじのまじで家族の戦いだな」と立ち尽くしてしまった。次男、まだ全然治ってない。

    今日仕事で重要度の高い会議があり、できれば休みたくない。夫から「お義母さんを呼ぼうか」と、連絡をもらった。いつも「何かあったら連絡してね」と声をかけ続けもらっていたが、決して近いとは言えない距離にいるわけで、今までどうにかこうにか、夫婦でやってきた。綱渡的にどうにかなってきた。っていう表現の方が多分正しい。でも今回ばかしは無理を確信し、お義母さんに来てもらうことにする。自分の働きを維持すること、息子に無理をさせたくないこと、そのために誰かに頼るという決断はどう考えても正しい。明日来てもらえるとなった瞬間、肩の重荷のようなものがドサっと床に落ちていったのが見えた。

    私は多分人に頼るのがあまり得意ではない。強情で意地っ張りなのかもしれない。頼り上手になれればもう少し違う自分になれるのかもしれない。

    出勤してそんな話を同僚にしたら「お義母さんだって、きっと頼られて嬉しさもあるはず」と励ましてくれる。そうだよな、誰かに頼ることは別に悪ではない、頼られることは時に嬉しいとすら感じる。頭ではわかっているのだ。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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