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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    ¥200 白いブラウス / ¥3,700 真っ赤なスニーカー

    午前中、息子たち二人揃って習字教室へ。この春から次男も一緒に通い始めた。

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    ぽかりと二人がいなくなった時間ができたので、昨日「物欲!」とか言っていたこともあり、家から近い無人古着屋を見に行ってきた。この古着屋さん、割とよく行くのだが文字通り店員がいないスタイル。欲しいものがあったらノートに購入品の名前を書き、箱にお金を入れてくる仕組みとなっている。置いてあるものは所謂アメカジ系やヨーロッパ古着ではなく、ジャパニーズな古着が多い。しかし昔の物って丁寧に作られているんだなあと感じさせるものも多いのに、はちゃめちゃに安くて、人と絶対被らないので、結構好きな店。ワードローブを何着もここで買っている。

    北欧っぽい柄が可愛かったペンシルスカート、柄シャツ、プリーツが施されたジレっぽいベスト、など気になるものはあったが買うまではいかなかった。途中おじいさんとおじさんの間くらいの年齢の男性がサッと入ってきてジャージ的な商品をササっと買って行った。私の年齢でも未だ古着から卒業できないことに、多少の不安のようなものを感じていたりもしたのだが、こういう先輩をお見かけすると、いつまでも古着道を突っ走るべく勇気をもらった。

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    その後、息子たちの習字の迎えに行った帰り、近所のカフェでマルシェ的なものをやっている前を通り過ぎた。外にラックが出て服がかかっている。可愛いブラウスが数枚。値段を見て驚いて、息子たちを家に送り届けた後戻って店員さんに声をかけた。作ってらっしゃる作家さんが完全に趣味で、自分が着るためにサンプル的に作ったものらしい。素敵なマダムで「その日に着るためだけに作って、なんなら作ることで満足しちゃう時もあるから、着てても1.2回。」と。えええ、そうなんですかとびっくりする。デザインも凝っていて素敵だし、生地もパリッとしている。なのに1枚200円!!!(販売用の製品は1万円近くしていたのに!)非常に良い買い物ができて大満足。

    午後から片付けたいタスクとして「息子たちの靴を新調する」があった。服はいまだ「どれでも良いー」と言う感じで私が選んだものを着ているのだが、靴だけはお店で履かせて選びたいこともあり、本人達が選んでいる。前にも書いたんだけど、私だったら絶対選ばないだろうなというピカピカのツルツルのギラギラを選ぶ苦笑 今日ついに二人とも同じものにするとなり、いよいよ収集がつかなくなった。体格差があまりない兄弟なので、靴のサイズは0.5センチしか違わない。ユニフォームなの!?という具合でまったく同じ靴が2足玄関に並ぶ。しかも真っ赤のギランギラン。母はアースカラーのニューバランスとか履いて欲しいんだよなあ、と思うのだが、まあ、うん。彼等は彼等の思いがあるだろうから、しばらくはこの真っ赤な靴を楽しんでもらいたいと思う。

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/37歳

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