自分を励ます、かけがえのない瞬間
不定期で育児についての短い文章を寄稿しているのだが、昨年後半はなんだかバタバタしてしまい全然書けないでいた。今日久々にひ...
かきぬまめがね@東京
カキヌマメガネアットトーキョー
2025年10月22日
全ての子どもたちは幸せであってほしいし、幸せであるべきだ。それを願い、目指すことが私たち大人の責任だと思う。
しかし、悲しいことに子どもの幸せが叶っていない場所や状況(もっと突っ込んで書くとそういった「家庭」という表現になる)が世の中にはあり、今の仕事に就いてからそんな現実を目の当たりにすることも正直あった。
本日は園勤務の日。あまり詳しく書くことは憚られるけれど、自治体よりある家庭について園にヒアリングが入るという出来事があった(ここから所謂「児相案件」に発展する可能性がある)
もちろんその子のことは私も知っている。名前を聞けば顔が浮かぶ。心が苦しい。
自分も子どもを育てているからこそ、綺麗事では済まされないようなイライラやしがらみがあることを知っている。もちろん幼い子どもをの幸せを第一に考えられない親が100%悪いと断言できる。だけど、そんな親の気持ちを100%理解できないかと言われると「全く信じられない」と、言い切れない自分もいるのだ。子育ては時につらく長い。一歩何かを踏み外せば自分がそちら側にいた可能性だってゼロじゃない。これを書くのは勇気がいるし、だからこそ心が苦しいし、怖い。
だけど、親としてそういう自分勝手な葛藤に負けるようなことがあっていい訳がない。冒頭に書いた通り、全ての子どもは幸せであらねばならない。そこに大人の都合なんて持ち込むなよ。
寒くて、雨が降っていて、冬みたいな一日。心まで冷たくなりそうな帰り道。これ以上感情移入したら負けてしまいそうだから、一度蓋をして家に帰る。
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