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    かきぬまめがね@東京

    かきぬまめがね@東京
    カキヌマメガネアットトーキョー

    いちにちの記録日記 -2025年版

    昨年も書いた「いちにち定点観測」日記。確かサイコさんが「かきぬまさん、ワンオペ。出勤ありの会社員。いつ洗濯してるの?」って聞いてくれて、世界には私の洗濯のタイミングが気になる方もいてくれるんだな、とめっちゃ笑った。そんなところから時系列の日記を書いてみようと思ったのが去年のこの日。
    今年も私の一日を書いてみようと思います。よろしければしばしお付き合いください。

    .

    5:50
    一旦目が覚めたのに二度寝

    6:40
    もはや寝坊!でもこの時期布団からすぐに出られない

    6:55
    息子たちも目覚めたようで、カーテンに映るオレンジを見て「すごい夕焼け」というので「朝焼けだね」って話す。今日最初の会話。観念して布団を出る

    7:00
    お湯を沸かす、洗濯機を回す、シンクに残った食器を食洗機に入れる。そうです、この辺り去年と全く変わっていないんです。私は一年間基本同じ朝を過ごし、おそらくここから先も同じような朝を過ごすんでしょう。でもそれはそれで悪くないじゃん、ってなんか思ってます。
    インスタントのコーヒーを淹れて、そこに冷たい牛乳少しだけ入れるのも一年前と変わらない。

    7:30
    今日の朝はパン。バターで食べたがる長男とチーズトーストにしたがる次男。賞味期限が数日過ぎた卵で目玉焼きも焼く。海外暮らしが長い友人が「日本の卵の賞味期限はあってないもの(焼けば全然食べれる)」って言ってたし。

    7:45
    洗濯を干しながら、長男に「音読の宿題は!?」と声をかける。最近、朝宿題の音読をしていてギリギリすぎてよくないなあと思いながら、夜は互いにやっぱりだらっとしたいもんで。
    今日の音読は「三年とうげ」

    8:00
    8時にアラームが鳴る。先陣切って長男出発の時間。いってらっしゃい。

    8:15
    化粧をする。毎朝同じラジオを聴いているので、ラジオのコーナーで時間の進み具合を確認している。
    終わり次第食洗機のスイッチなどを入れて、いよいよ出かけるよ

    8:40
    家を出て、まず次男保育園へ
    ここに送迎するのもあと半年を切った。次男はどんな一日を過ごすのかな。楽しくあっておくれと思いながらハイタッチをして保育室を後にする。

    9:00
    保育園近くのバス停から目黒駅へ
    今日の午前中は園勤務なのでこのルート。

    9:20
    園到着。着替えを済ませ、園内へ入る。入る前から子どもたちの賑やかな声が外まで漏れている。小一時間前に次男に対して「楽しい一日であってくれたら」って思ったのと同じように、この園に通う子どもたちが「楽しい一日であってほしい」って素直に思う。

    9:30
    基本事務室でPC作業。たまに呼ばれて保育補助に入る。今日は0歳児さんが散歩へ行く前に靴を履かせたり。一日に何回も「かわいいなあ」って呟いてる。長男が全く髪のない薄毛赤ちゃんだったので、髪が薄い赤ちゃんを見ると満月を見た時みたいな気持ちになる。

    10:00
    今日は午後から会議なので午前中しか作業ができない。猛烈に手を動かす。
    ・社外制作会社とのやりとり
    ・取材対応の調整
    ・オウンドメディアの記事チェック 等々

    11:30
    ちょっと早いが、このあと外出するので給食
    鯖の味噌煮が美味しい。今日は和のメニューだった、給食ありがたいな

    12:30
    本部職員と園長先生が参加する会議へ。会場までは目黒線〜都営新宿線で、およそ30分の道のり。
    私が週に数日お世話になっている園の園長先生とあれこれ話しながら会場へ向かうのだが、この時話したのが採用の話だった。
    今、本当に保育士になりたいという人が少なく、少ない応募者を多くの企業で取り合っている状況。採用に関して私が所属する広報部に対しても「採用側に発信面で手を貸してほしい」と依頼が来ている状況だった。それもあって園長先生に、採用について現場の肌感覚を聞く。
    そこから派生して、現代の保育士さんの話にもなった。職場の中での厳しさが受け入れられない世の中になり、正直言って保育士の質も下がっているのを感じると話してくれた。
    昔の保育士の先輩は、はちゃめちゃに怖かったらしい笑(今もいる○○先生とか○○先生なんて簡単には話しかけられなかった!と笑ってた)でもその分保育にかける熱量もすごかったと。園長先生曰く、保育士の仕事の醍醐味は自分が与えた活動の刺激が水面の波紋のように広がって、子どもたちの反応だったり成長だったりが間近で見えることにあると思う。と。最近の若い保育士さんはそこに対しての熱量が少ない人が多く、ただその場で面倒を見ているだけにも見える。それで面白いのかな、って思っちゃう。保育士の仕事って本当はその先があるから。って
    なるほど、良い話を聞いた。私は人の職業観を聞くのが大好きだ。
    しかしうちの会社において、この苦しい採用状況をどう打破すべきか。

    13:30
    会議開始。
    かなりの人数が参加する月一回の会議。
    形骸化している部分もなくはない…これでいいのか?

    16:15
    会議自体は終わっていないが、時短勤務の私は終業時間。こっそり抜ける。

    16:30
    私が出る時ちょうど経営層がわけわかんないこと言い出した(苦笑)タイミングだったので、仲良い同僚に「あの続きって何話してた?」とSlackしながら帰路。

    17:00
    ここからの私は時間との勝負。
    目黒駅到着〜バスに乗って家の近くの駐輪場まで。朝停めた自転車をピックアップ

    17:15
    まず学童へ長男を迎えに行く
    (駐輪場〜学童〜家)
    玄関にランドセルと鞄を置き、習い事の鞄を引っ掴む。

    17:30
    長男と共に次男の保育園へ
    (家〜保育園)
    長男の学童・次男の保育園・自宅が三角形に位置しているのでその3辺を自転車で爆走する毎日なのだ。来年度からはそのうちの1点(保育園)がなくなるので、もう少し楽になるのかなあ

    17:40
    今日は長男のドラム教室につき、さっき乗って帰ってきたバスに再び乗って目黒駅へ行く。目黒通りをマジで行ったり来たりしている


    17:55
    駅前の音楽教室へ。
    長男はレッスン室へ、次男と私は一旦外へ出る

    18:00
    近くの百均で雑貨とおやつなどを買う。次男はシールブックみたいなものを欲しがって買う。

    18:30
    長男ドラムレッスン終了。先週までの課題曲「全力少年」が合格になったそうな。よかったね

    18:40
    ドラムレッスンの日は駅の反対側ではなまるうどんを食べて帰るのが恒例になっている。長男はざるうどん(小)とコロッケ。次男はきつねうどん(小)とおでんの大根、私は卵あんかけうどん(小)と鶏天ぷら

    19:15
    再びバスに乗って帰宅。
    私たちの前に座っていた親子がおそらく高校生の息子と母という組み合わせ。話し声が聞こえてきたのだが、どうやら、息子さんが沖縄への修学旅行から帰ってきたのをお母さんが迎えに行ったタイミングだったみたい。
    「こんなところに行って」「ここで誰々と何々で」と写真を見せながらお母さんに話す姿が印象的だった。大きくなってなお、お母さんに話を聞いてもらいたいっていう気持ちがあるんだなと思った。
    数年後に息子たちもこうなるんだろうか(ならなそうな気もしてる苦笑)となんとなく想像を重ねてしまった。

    19:30
    バスを降り駐輪場から家へ。
    次男は最近保育園でクリスマスソングを多々歌っているようで、家でもよく口ずさんでいる。今日は帰りながら長男も一緒に親子三人「あわてんぼうのサンタクロース」を熱唱しながら帰ってきた。暗い夜道に響く三人の歌声は、遠く遠くきっと寒いところにいるんであろうサンタさんにも聴こえていたりしないかなって。

    19:45
    帰宅
    お風呂を溜めている間にスーパーへ。牛乳とパンにのせて焼くチーズだけ買う。徒歩30秒ほどなので裸で商品を両手に掴んでワイルド(または怠惰な姿)に家に戻る。

    20:00
    交代でお風呂。最初に入った私が上がる前にフライングで息子たちが乱入してくる。

    20:30
    息子たちはテレビタイム。アマプラでコナンを見ている。次男はテレビを横目になんか作っている。ずっと何かを作っている人が家にいるのはなんとなく前向きだと感じる。「なんか作って欲しいものある?」と聞かれたので「手紙書いてよ」とお願いしたら、手紙をセットする人形?と手紙を書いて渡してくれた。
    開いてみたら「うんでくれてありがとう」だって。急な特大の感謝に涙出そうじゃん。日記に書くよ。

    21:15
    まだまだダラダラしたいけど、歯磨きをして寝室へ行こう。

    21:30
    トイレに行ってから遅れて寝室に行くと二人はベッドに横になり既に本を読んでいる。次男が声に出して絵本を読んでいるのは、去年の日記を読み返したら一年前から変わっていないじゃん。本当に一年経ったのかな、って思っちゃうくらい変わっていない我が家の夜。
    今日次男が読んでいたのは「11ぴきのねことあほうどり」ねこたちがあほうどりにコロッケを作ってあげるというストーリーが私も大好きだ。あほうどりって国内で見れるのかな。風早さんはあほうどり見たことあるのかな、って思いながら次男の音読を聴いている。

    21:45
    次男の音読も終わり、いよいよ長かった今日も終わる。「おやすみ」って言い合って眠る。

    22:00
    日記の続きをスマホで書いていたが、瞼が落ちる。だめだこの続きはまた明日追記してアップしよう…そして今年もがらがらどんのフレーズで終わりにしよう「チョキン、パチン、ストン。はなしは、おしまい。」

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    書き手

    かきぬまあやの

    かきぬまあやの

    東京都目黒区/38歳

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