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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    土の話

    新聞の日曜版で特集してた日本の土の話が興味深かった。

    日本の土壌が酸性であることくらいは知ってたが、アロフェンとか知らなかった。農業に向かない痩せた土とか言うけど、そういうこと?もしかして結構常識だったりするにだろうか。まだまだ知らないことがたくさんある。

    東日本や東北に広くある黒ボク土という土。日本の土壌の3割くらいを占めるそうな。火山灰と植物由来の腐植が混ざったもので黒い土。豊かな黒土に見えるが、火山灰由来のアロフェンという粘土鉱物がリンとの結合力がとても強くて土中のリンを離さないため、作物がりん不足になって育たないそうな。ソバは根からシュウ酸を出してそれを溶かしてリンを吸収できるので黒ボク土でもよく育つそうな。え、そういうことなの?と驚いたが、これって農業をちゃんと学んでいる人には常識なのかな?と疑問も湧き、ネット上でリサーチ。

    アロフェンで少し専門論文は出るけど、一般向けの解説ページみたいなのは見当たらない感じ。wikiで作物としてのソバを見るが、根からシュウ酸を出してリンを吸収とかは書いてない。

    見た目はウクライナの黒土とかと大差ないんじゃないの?とみせかアロフェンという作物成長阻害物質が大量に入っているってなかなか厳しいものだなあと思ってしまう。「痩せた土」みたいな言い方も、アロフェンがリンを抱え込んでいるだけで、そもそもリンがないわけではないので、ちょっと誤解のある表現かも。

    ただ我が家のある葉山町は土壌分布図で見ると、黒ボク土ではなく、褐色森林土というのになっているのでアロフェンは関係なさそう。

    関係あるのは土壌の酸性化か。これだけ雨が降ると色々成分は流れるだろうしきっと酸性化はするだろう。

    庭の畑は、あるから何か植えている、という感じで、あまり真剣にもやっていないが、秋に植えたタマネギもニンニクもあまり大きくならなかった。原因は日当たりの悪さだと思っているが、影響を受けやすいので、早速ホームセンターで中和用の苦土石灰を買ってきて畑に投入。

    夏に向けてトマトとサツマイモを植えてみたが、果たしてどうでしょうか?

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

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