山々
大小の山々を乗り越えてプロジェクトが転がっている。普段、さまざまな部署でそれぞれ全く違う仕事をしているメンバーを集めて、...
風早草子
カザハヤソウシ
2024年6月3日
「土食って虫食って口渋い~」と鳴き声が聞きなされるツバメ。
土食って、というのは巣作りに使う土を地面でくわえるからだ。建て替えのため更地になっている我が家のお隣に、思いの外、たくさんのツバメが来て地面に降りる。もう6月、あちこちの巣でヒナが大きくなり巣立とうとしている時期なのになぜだろう?
飛ぶのは得意だが足が短くて歩くのは苦手な感じのツバメ、見晴らしの効くこういう更地がきっと安心なのだろう。春からここに舞い降りるツバメが結構見られた。
ただその数が6月に入っても多い。何をしてるのか?一眼レフを引っ張り出して観察してみた。
写真に撮ってみると、泥よりも枯れ草をくわえている個体が目立つ。いずれにしても巣の材料を調達に来ているわけだ。
ツバメのような小鳥の仲間は、繁殖期に複数回子育てをすることが多い。今の時期は春の子育てが一段落して、二回目の準備の時期だろう。春に作った巣があるだろうに、また一生懸命巣材を集めているのは、壊れたからか?あるいは補修が必要なのか?
そこでツバメの繁殖生態を紹介するネット上のサイトを色々検索。するとこんなサイトが見つかった。
ツバメは、一回目の繁殖は古巣を修繕して使うことも多いが、二回目の子育ては、巣の使い回しをせずに新しいのを作る、とある。連続して巣を使わないのは、寄生虫が増えるからと言われているそうな。
環境関係のコンサル業務みたいな仕事をしている京都の会社のサイトのようだ。役員は京大出身者ばかり。ちゃんと観察や研究をしていた人が書いたサイトっぽくて信憑性は高そう。
なるほど。
長年、鳥を見てるけど、まだまだ知らないことがたくさんあります。
神奈川県葉山町/57歳